Junko’s Notes

  • 雑記帳

    日々のあれこれ。11/30/2023から3/31/2024までは古い順、4/2/2024からは新しい順。

  • 8/7/2024

    YES!初めての14000級の山!

    コロラド州サンワン山脈に来た。翌日のハイキングに備えてブルーレイクス・トレイルヘッド付近に散在するキャンプ地でキャンプをした。夕飯を済ませ軽く歩きに行くとトレイルヘッドで友達を待っているナバホの若い女性に話しかけられた。一緒に山に登りはじめたが彼女は途中で具合が悪くなったので引き返し、山頂を目指した友達を待っているが4時間以上経ってもまだ戻っていない、車の鍵は友達が持っていて、携帯が圏外でつながらず連絡が取れないので通信できる場所まで車で乗せていって欲しいとのこと。いやとは言えない状況で、彼女を乗せて町方向へ5マイルくらい行った。友達側も圏外で電話は通じず、別の誰かに電話をして状況を説明していた。それを聞いていたコートニーは、きっと予想より時間がかかっていて、もうしばらくしたら戻ってくるという見解を示し、トレイルヘッドに戻った。お腹が空いているだろうと思い食べ物と水をあげて、寒かったのでブランケットを貸した。わたしたちはキャンプに戻り、寝るのはまだ早いので車の中で話をしたりした。しばらくすると彼女と友達の車が止まった。山頂を目指した友達が戻ってきたのだ!早足で車まで行くとブランケットを返してくれた。友達はめちゃくちゃ疲れたと言い、転んで怪我もしたとのこと。登頂したかと聞くと、YES!初めての14000級の山!と力強く嬉しそうに言った。コートニーとわたしもGood for you!と声を上げた。

  • 6/19/2024

    キャンディスナップ

    タリー・ファームズから届いたキャンディスナップというぶどうは薄紫色の皮で粒の大きさは中くらい。そして口に入れた瞬間にその名のとおり飴の味がする。カキン!というような甘さ。数粒で満たされる。

  • 6/18/2024

    ブラックカラントはスーパーフード
    昨日バーバラから買ったブラックベリーで作ったコブラーの評判がいい。砂糖の量をレシピの半分以下にしたがじゅうぶん甘い。焼きたてはクラストがカリッして冷めてからはブラックベリーの味が強くなった。大量に買ったブラックカラントではジャムを作った。「ベストレシピ」に従ったが煮すぎてちょっとねっとりなり、冷めてから食べると皮が硬すぎて口に残りジャムとしては食べにくいので再び水と火を入れて濾してシロップにした。再加工のまえに捨ててしまおうかと思ったが、調べるとブラックカラントはスーパーフードで栄養価がとても高いことがわかり、もったいないのでシロップにした。

    久しぶりに暑くなかったので真昼にミュージアムトレイルのループを歩いた。折り返し地点からまもないところで石に座って靴下を履き替えている若い男の人がいた。黒いフーディと黒いパンツ、モーテルのランドリーバッグのようなビニール袋2つとギターケースがあった。怪しげな人ではないがちょっとびっくりした。少しだけ話して歩きつづけた。ミュージアムに立ち寄りケリーにティガロの世話のお礼を言った。ケリーは家を買ったと言った。わたしは誰かが家を買うと動揺する。羨望と取り残された感が湧くのだろう。ケリーが買った家はインデペンデンスにありほっとした。物件の少なさと値段の高さ、利息の高さを考えるとわたしたちが今後家を買うことはまずないだろう。

  • 6/15/2024

    ドナが見ていたらサイエンフェルドとの関連もあってものすごく喜んだだろうな
    シーズンMAXでCurb Your Enthusiasmの最終回を見た。オーストラリア往復の機内でシーズン12の途中まで見ていた。最後のエピソードは満足度抜群で、あらゆる番組の最終回のなかでもトップクラス。ドナは最終回を見れたかなと思って放送日を調べると最終回は4月7日だったから見れなかった。この最終回、もしドナが見ていたらサイエンフェルドとの関連もあってものすごく喜んだだろうなと思った。『ナースの卯月に視えるもの』がなかなかおもしろく、間質性肺炎とか患者が亡くなったあとに看護師がすることとか、墓石の名入れとかお父さんが死んだときのあれこれを思い出す箇所が出てくる。ゆうちゃんにLINEで墓石のサンドブラスト加工のこととこの本のことを書くと興味を持ってくれたのでアマゾンで買って送った。文庫本で送料無料で円安でたったの5ドル50セントだった。

  • 6/14/2024

    チーズは減らした方が良さそう
    二人ともまだ夜よく眠れず、昨夜はコートニーがガールベッドに行った。午前中はコートニーの健康診断。コレステロール値が高いので注意するようにとのこと。コートニーを待つあいだボンズでたくさんチーズを買ってしまっていたが、チーズは減らした方が良さそう。チェダーチーズは秋まで買わなくていいくらいあるので冷凍しよう。鼻と耳の詰まりの解消を期待してコートニーがドウェインズでスーダフェッドを購入。MAXに加入しConan O’brien Must Goを見はじめた。

  • 6/12/2024

    基本は50/50

    I–405号線は超苦手。14号線に入ってやっとほっとした。モハビのスーパーマーケットで食品を少し買い北に向かう。途中で交代しわたしが家まで運転。インデペンデンスに着くととても暑い。家に入るやいなやティガロがミャーミャー鳴きつづけ夕方には声がかれていた。午後は勢いで洗濯を3杯した。

    旅行から戻ると「楽しかった?」とよく聞かれる。楽しかったよとさらっと流すことが多いが、本当のところどんな旅も基本は50/50で、楽しい嬉しいおいしいなどの正の側面とそうでない負の側面の割合がその都度変わるだけ。今回はいまとなっては半々。旅のあとは無地に帰れたことも含め評価が甘くなっているかもしれない。

  • 6/11/2024

    万一飛行機が落ちて死ぬときに喧嘩状態だと嫌だから
    ホテルをチェックアウトするまえにイーストポイントへ散歩。体調が不良なのか飛行前の緊張なのかどうもすっきりせず不機嫌。レンタカーの返却場でちょっと口論になり、「万一飛行機が落ちて死ぬときに喧嘩状態だと嫌だから」とコートニーに謝った。あれこれお互いどっちもどっちなんだけど。それにしてもレンタカーの旅はストレスが多い。空港でチェクインを済ませダーウィンからブリスベン、そしてロサンゼルスへの長旅。飛行は乱気流に見舞われず、揺れもほとんどなく本当にありがたかった。なぜか子供が多く、通路の向こう側の男の子は今日が誕生日でトランプとCA全員からのメッセージが書かれたカードをもらっていた。聞いたら10歳と言った。朝食のミューズリーとヨーグルトは帰ったら真似しようと思った。オーストラリアとロサンゼルス間の飛行は長い、本当に長い。

    LAXに到着。税関審査もバゲージもスムーズでおまけにFLYAwayのバスがすぐに来た。バスディーポーからホテルまでちょっと迷ったけどなんとか着いてオーストラリアから持ち帰ったインスタントスープとライス、チーズとクラッカーで晩ごはん。

  • 6/10/2024

    120パーセントをやめて欲しい
    ミニ飛行機でデイヴィッドソン・アーナムランド・サファリからジャビルーに戻る。ライアンは出発前にキャビンから近いバランスロックにあるロックアートを見たいというコートニーのリクエストにすぐ行こうと応えてくれた。本当にいいガイドだ。飛び立つ飛行機にライアンが大きく腕を振っていたのが絵になった。わたしたちも振り返したがあちらからは見えたのかなぁ。再びレンタカーに乗ってダーウィンに向かう。途中の休憩所でバードウォッチングをしていたアメリカ人カップルに出会った。2018年以来世界のあちこちを旅しているそうで、大きなレンズをつけたカメラを首からぶら下げていた女性はとてもハイエネルギーで、そういう生活をするにはこれくらいエネルギッシュじゃないとできないのだろうなと思った。途中の町のモールに寄りケバブのランチ。コートニーはかなり運転に疲れているようだったのでわたしがケバブを買ってきた。ダーウィンではイーストポイントというビーチへカラフルな岩を見に行った。めちゃくちゃ暑くてまいった。往々にしてわたしが80〜90パーセントでいいところもコートニーに合わせて100パーセントやる。それはいいとしても、コートニーはゾーンに入ってというかオートモードになってさらに120パーセントにすることが多々ある。そうなるとわたしはもう楽しくなくて不機嫌になる、さらにはキレることもある。120パーセントをやめて欲しい。お互い歳もとっていくのだし。ライアンが勧めてくれたDarwin Trailer Boat Clubというビストロで晩ごはん。海老はパンプハウスよりプリプリしていた。

  • 6/9/2024

    サンセットクルーズ
    午前中は長めのハイキングでロックアートサイトへ。初日のハイクからライアンはいつも小腹が空いたなというときいいタイミングでおやつをくれた。りんごやオレンジとナッツバー。午後はボートでのんびりワイルドライフやバードウォッチング、そのあとはサンセットクルーズ。ボートの上でシャンパンを飲みおつまみを食べながら夕日を見るという人気のクルーズ。これもガイドのライアンとコートニーとわたしだけ。コートニーもわたしも体調不具合以来アルコールは飲んでいなかったが、せっかくなのでシャンパンは飲んだ。勤務中で飲めないライアンにはおつまみをたくさん食べるよう勧めた。最後の夜のディナーはお昼のスタッフからサーモンとこっそり聞いて楽しみにしていたが、実際はバラムンディでちょっとがっかりした。昨日から2泊で来ている団体客に合わせたのだろう。バラムンディはノーザンテリトリーの名産物だが、実際食べてみてナマズかB級の鱈という感じ。デザートのレモンパイはレモンがよく効いていた。

  • 6/8/2024

    Quoll(フクロネコ)
    午前も午後もロックアートハイク/見物。ボートを飛ばしてトレイルヘッドに行くのは爽快でずっと乗っていたいくらい。リゾートの食事は初日のランチから以下:1)ケールサラダとダックとライスプディング、2)ビーツサラダとバラムンディのソテーとパンナコッタ&ベリーコブラー、3)キンワサラダとラムのバックストリップとチョコレートケーキ&ホワイトチョコレートムース、4)バターナットスクワッシュローストとチキンとデザート、5)ローストカンガルーとデザート、6)バラムンディとレモンパイ。個人的ベストはラムのバックストリップ。カンガルーの肉は硬めで、いつもぴょんぴょん飛び跳ねているから筋肉質なのだろう。

    部屋から見た灰色に白の斑点がある小動物が何かわからなかったのでライアンに写真を見せるとキッチンからシェフを呼んできて、それがQuoll(フクロネコ)であると確認。絶滅危惧種に近く、目にするのは(とくに日中に)ものすごく稀だそう。わたしが見つけ、コートニーが遠くからでも写真が撮れたのはラッキーだった。

  • 6/7/2024

    ケアされる気持ちよさ、あれこれ心配しなくていい気楽さ、部屋に鍵さえかけなくていいのんびり加減
    万一コートニーの体調が優れずグリフリゾート(デイヴィッドソン・アーナムランド・サファリ)に行けなくなったら残念だけれどそれはそれで仕方ないと覚悟していたが、コートニーは大丈夫そうで、それに本人はキャンセルなどは考えてもいなかっただろう。小さな町の小さな空港から4人乗りの小さなプロペラ機でマウントボルデールへ。乗客はわたしたちだけ。少し緊張したが飛行時間は15分で、眺めもいいのであっという間だった。いい眺めと思えたのは緊張していなかった帰路でのことだが。到着すると深緑色のサファリカーのようなランドクルーザーに乗ったガイドが待っていて、クロコダイルダンディ風の絵柄にちょっと笑えた。ガイドのライアンは30歳くらいの好青年でわたしたちの要望に合う最高のガイドだった。グリフ加減もハイク加減もワイルドライフ加減もどれもちょうどいい塩梅。ライアンが案内するゲストは3日ともわたしたちだけで、ハイキングに参加した二人のキッチンスタッフも気分のいい若者たちだった。

    このリゾートはキャビンもスタッフも食事もアクティビティも一級。20のキャビンがあり最大ゲスト数は40人。3食昼寝付きで、いいもの楽しいことが満載ですっかり甘やかされた。この手の旅行が人気な理由がよくわかった。自分たちですべてやるのもありだけど、ケアされる気持ちよさ、あれこれ心配しなくていい気楽さ、部屋に鍵さえかけなくていいのんびり加減。何も自分で決めなくていいのも悪くない。年配富裕層グループが宿泊していたのもいいタイミングだった。そのおかげでガイドもサファリカーもボートも独占状態。窓のない車やボートに乗る気持ちよさ。ここに来るまでは家に帰るのが待ち遠しかったが、最終日にはあー帰るのがめんどくさいなと思った。ここでの体験から現実に戻るのはギャップが大きい。

  • 6/6/2024

    バラムンディのフィッシュ&チップス
    体調不具合がぶり返し、コートニーも喉が痛いと言い出しまいった。明日からは旅のメインイベントであるグリフリゾートなのに。長いハイキングから短いものに予定を変え、昨日行ったウービルというロックアートのトレイルに再び行き、昨日見つけられなかったピクトグラフを見つけた。クロコダイルホテル泊。ここは建物全体がワニの形になっている。コートニーが注文したバラムンディのフィッシュ&チップスがおいしかった。わたしのチキンサラダも味が濃かったが久しぶりのアジア風味は新鮮だった。これまでに数回見たワードゲームのようなテレビ番組がなかなか面白い。

  • 6/5/2024

    カカドゥ
    カカドゥ国立公園へ。数カ所でピクトグラフを見て、ワニも見た。宿は共同バス・トイレでバンクベッドの寝心地が悪かった。中央にあるプールサイドのレストランでマッシュルームとほうれん草のフェットチーニを頼んだが、ハエがすごかったので持ち帰り容器に入れてもらって部屋で食べた。

  • 6/4/2024

    落ち着かなければ
    早朝にミリマという国立公園でハイキング。許可証を入手できなかったので脇道から入園。違法ではないがわたしにはそこまでして行く公園か?と思えた。体調不具合の機嫌の悪さもあった。ホテルをチェックアウトしてキャサリンへ長距離ドライブ。ロードトレインの追い越しがすごく怖かった。やばいという感じ。コートニーもそれを認めた。(にもかかわらず翌々日もまた危なっかしい追い越しをしてわたしはキレた)。キャサリンの町外れの公園は暑くなければのんびりしたい場所。アボリジニの家族や学校の制服を着た生徒などがくつろいでいた。体調不良と疲れとストレスと暑さでこれはまずいんじゃないかと思った。パニックというか壊れそうというか。コートニーも疲れや時差ぼけのせいか老いるショックが顕著。落ち着かなければと思った。コートニーはまたピザ、わたしはチキンカレー。とても塩辛く数口食べてやめた。

  • 6/3/2024

    ヒープスXPA
    グロトという場所の駐車場で、季節ごとに場所を変えてキャンパーで旅をしている夫婦に出会い、まるでマイクとキャシーだなと思った。ディナーはジェフの友人が勧めるパンプハウスというレストランへ。ボートで乗りつける客もいた。料理はタパスでオーナーの奥さんと思われる女性はスペイン語を話していた。塩漬けのバラムンディとエビのガーリックソース和えとローストポテトを注文した。ヒープスXPAというノンアルコールビールが気に入った。

  • 6/2/2024

    エスキー
    オーストラリア西部のカナナラへ。時差があるのでついもう1箇所に立ち寄ったがさすがにコートニーも疲れを認めた。西部へ入る境界に食品検査所があり野菜、果物、ハチミツの所持の有無を聞かれる。りんごの皮が入ったゴミ袋を係の人が捨ててくれた。オーストラリアではクーラーボックスのことを「エスキー」と呼ぶのがおもしろい。エスキモーに由来するのだろう。宿泊したリリーラグーンホテルはモダンできれいだったがエアコンがちょっとうるさく、さらにWi-Fiが使えなかった。カナナラホテルのレストランは学校のオーディトリアム(体育館)のような匂いがした。食べ物はいたって普通。コートニーがピザを頼んだのには驚いたが、翌日のいいランチになった。

  • 6/1/2024

    不具合
    引き続きやぶをかき分けながらのグリフハイク。喉の痛みが増して不機嫌になってしまう。結局この鼻、熱、くしゃみ、痰という不具合はよくなったり悪くなったりしながら長引き、後半はコートニーも同様の症状が出た。コロナだったのかもしれないと思ったりもする。体調のせいもあるが、わたしはどんな状況でも「アドベンチャー!」と楽しむタイプではないと痛感する。

  • 5/31/2024

    日本製のエアコン
    翌日恐る恐る長距離ドライブをはじめる。口うるさくならないようにと思いつつもうるさくしないのはかなり難しい。ロードトレインという3連や4連のトレーラーを繋げたとてつもなく長い大型トラックが普通の道を普通に走っている。見た目は興味深いがすれ違うのも追い越すのもびくびく。今回の旅ではコートニーは3回追い越した。うち2回はものすごく怖かった。1回はかなりヤバかった。交通量が少ないのが救いで、ただ車を走らせるならいい気分である。スピニフィクスという硬めのススキのような植物をかき分けながらピクトグラフのある場所まで歩く。最初のサイトの細長いイメージは圧倒的で神聖な感じがした。ビクトリアリバー・ロードハウスという宿に泊まる。旅行まえから聞いていたオーストラリアの魚バラムンディを使ったフィッシュアンドチップスを食べたが、冷凍食品を揚げたような品質だった。バラックス風の質素な部屋だったがシャワーとトイレが付いているのと日本製のエアコンが静かで眠るのに最適。カンガルーを見た。お腹のポケットに赤ちゃんが入っているカンガルーも見た。午前中から徐々に痛くなってきた喉が治らずアドビルを飲んで寝た。

  • 5/30/2024

    右ハンドルの車で左側車線を走る
    ブリスベン空港で飲んだラテと普通のブドウ食パンのトーストがちょうどよく、ほっとくつろぐことができた。コートニーが風邪をひいたかもと言ってうわっと思った。4時間弱の飛行でダーウィンに到着。レンタカーを借りホテルへ向かう。右ハンドルの車で左側車線を走るのは想像以上に怖く緊張する。自分が運転したわけではないがコートニーの運転でも怖い。運転経験のあるコートニーもかなりびびっていた。スーパーですったもんだで食品とビールの買い物をすませる。コートニーの具合は回復してやれやれ。

  • 5/28/2024

    長い飛行時間
    わたしには旅のまえに緊張し機嫌が悪くなるというよくない傾向がある。今回も然り。ロサンゼルスからブリスベンまでの飛行時間は14時間ちょっと。長い。とても長い。カンタス航空の食事は悪くない。日本航空もこれに近づいてほしい。

  • 5/17/2024

    Farrow Dress
    ゆうちゃんに頼まれたFarrow Dressを作った。去年5着も作ったのにすでに作り方を忘れインターネットのsew alongを見てやった。このドレスは「ノって」くると作るのがとても楽しい。いつも肩の付け方がなかなかうまくいかず、これが最後、もう作らないと嘆く。後日:オーストラリアに行くまえギリギリにお母さんたちのエプロンと一緒に日本に送ることができ、しかも1週間以内に届きゆうちゃんがとても喜んで写真を送ってくれた。本人も言っていたがとてもよく似合う!ほかの色でも作ってあげたいくらい。

  • 5/11/2024

    トラウトをおろす
    ディックが釣りたてのトラウトをくれた。大きな3匹でとくに1匹は巨大。YouTubeでHow to clean troutを検索して見た。腹側の穴にナイフの先を入れ首元まで裂き、顎の下の両側のスリットにナイフを入れて裂く。顎部分をつかんでぐっと引っ張って内臓を出し、腎臓の血抜きをする。ざっとこんな感じだった。とにかくツルツルとよく滑るので手のひらにゴムのぶつぶつが付いた軍手を左手にはめて作業した。予想以上にうまくできてもう少しやりたいくらいだった。さらに2枚におろす方法を検索してやってみた。これもまぁうまくいった。たくさんあったが冷凍などにすると結局そのまま冷凍庫に眠りつづけることになるので一気に調理することにした。塩コショウを振って半分はオーブンで、半分はフライパンで焼いた。大きいせいかちょっと生臭さがある。日本のマスやアユとは違う。

  • 5/10/2024

    ロン毛
    オクタビアとリビアは長毛用のくしで毛をとくと嫌がらずむしろ気持ちよさそうで、毛がふわふわと抜けた。これだけ抜ければすっきりして気持ちいいのだろう。明日の朝もやろう。

  • 5/8/2024

    おはぎ
    弘子の提案でお母さんに「3年メモ」という日記帳を買って送った。お母さんはちょうど欲しいと思っていたということでいいタイミングだった。小倉のおばさんがジュンちゃんにとおはぎを持ってきてくれたそう。あー、おはぎいいなぁ食べたい。

  • 5/6/2024

    家のベッド
    家のベッドは最高。買い替えて本当によかった。昨夜はこの数週間でいちばんぐっすり眠れた。

  • 5/5/2024

    宮きしめんとじゃがポックル
    帰る日の朝というのは間が持たないもので、早い時間の出発がいい。朝ゆうちゃんと伸くんに加え綾子とあきらくんも来てくれたのは助かった。順調にセントレアに着きチェックインを済ませ、宮きしめんできしめんを食べ早々に保安検査場を通過した。弘子とお母さんとフェイスタイムをし、コートニーともフェイスタイムをした。成田の免税店にある食品売り場でじゃがポックルを買おうとしたがレジに並んでいる人の多さに圧倒されあきらめた。幸いゲート付近の小さなJALショップで買うことができた。

    帰路の飛行時間は往路より1時間短いがかなり揺れ、通路を挟んだ隣の若い男の子がひどく酔ってしまっていたのを知ってめちゃくちゃドキドキした。ノイズキャンセリングヘッドフォンで聞いていたポッドキャストのボリュームを上げた。ドラマミンを飲んだ。酔った本人がいちばん辛いだろうが、一緒にいた女の子も相当あせっただろう。その女の子の「すみません、すみません」とCAを呼ぶ声でわたしは状況を把握したのだった。揺れているからCAも来てくれない。こういう状況が怖くてわたしは飛行機が苦手だ。でも乗らないわけにはいかないし。

    LAXに着くと空気の違いを一瞬で感じる。カラッとスキッとしている。前回のように別室に入れられることもなく税関もスムーズに通過。とてもお腹が空いていたので覚王山とうふどら焼きを食べた。おいしかった。ランキャスターまで迎えに来てくれたコートニーの車で家へ。眠さに逆らえず助手席で眠ってしまった。晩ごはんはTrader Joe’sの冷凍食品など。

  • 5/4/2024

    I’m not worthy
    弘子を迎えにルビットに行きお昼用に寿司を買って帰る。今回の帰省ではたくさん寿司を食べている。海鮮巻きや海苔巻き、鉄火巻き稲荷寿司などスーパーの寿司屋で買うものだが新鮮で手頃な価格でつい手が出る。お寿司はあんまりと思っていたのは大間違い。毎日でも食べれる。陽子ちゃんがTシャツをくれた。ちょっと大きく加名ちゃんに似合いそうなので弘子にそのうち渡してもらうよう頼んだ。ゆみちゃん経由でいくちゃんから布地ももらった。みんなが親切にしてくれる。どうしてこんなによくしてくれるのだろう。弘子もなんでみんなジュンちゃんにものをくれるのかねと言った。珍しいからかなぁ。昔ウィルが言っていたI’m not worthyというセリフを思い出す。晩ごはんはお昼の残りとゆうちゃんが買ってきてくれたえび散らし寿司とたこ焼き、サラダなど。お母さんも弘子も「もう帰っちゃうのかー」と言ったりして、帰る日の前日は重い。そしていちばん眠れなかった。なんかドキドキしてきてパニックするかと思った。ベッドに座り呼吸に集中した。前回もそうだったが、2週間くらいで気持ちも体調も限界になる。甘いけど。それにしてもこの帰省中、胃の調子がよかったのは本当にありがたかった。色々おいしく食べれたし。精神的なものなのか、たまたま調子がよかったのかわからない。胃がおかしいとか言ってられない状況だったのが理由なら精神的なものなのか。

  • 5/3/2024

    浜すしのラーメン
    伸くん、ゆうちゃん、綾子、あきらくん、お母さん、わたしで浜すしへ。6時前に行ったのが正解でまだあまり混んでいなかった。あれこれ注文し、ゆうちゃんが頼んだラーメンを一口もらうと意外にもおいしくもっと食べたいくらいだった。綾子たちがコーラフロートを注文し、ゆうちゃんがパフェを注文したのには驚いた。

  • 5/2/2024

    群馬ちゃん
    弘子とお墓へ行った。午後は綾子とあきらくんが来た。ふたりはとても波長が合っている夫婦だ。おみやげに群馬のゆるキャラの群馬ちゃんをくれた。

  • 5/1/2024

    散髪とエアコン
    念願の散髪。特急で千種に行き弘子と落ち合ってまずはマーガレット・ハウェルでスニーカーを買い、地下街の休憩コーナーでお昼を食べてから博士のところに行った。博士の腕は相変わらず素晴らしく、値段は良心的で日本に住んでいたら毎月行くだろう。ゆうちゃんに頼まれたものなど色々買い、わたしは勢いでCamperの靴まで買ってしまった。アメリカで買った方が安いだろうがかわいいのでまぁいいか。弘子と帰るとすでに新しいエアコンが取り付けられていた。エアコンは伸くんからお母さんへのプレゼントで、取り付けにも立ち会ってくれた。

  • 4/25/2024

    楽しい思い出とちょっとした後悔の錯綜
    香典とお淋し見舞い、お父さんの口座から引き出したお金の出納係を頼まれた。これだけの現金が家にあるというのはなかなか恐ろしい。忌中の札が玄関に貼ってあるし、葬儀を終えたばかりでこの家には現金があるということは多くの人にわかることだろう。どこに隠そうか考え、わたしが寝ているベッドのマットレスの下に隠すことにした。この日から数日間は伸くんとゆうちゃんはお金、保険、役所関係などの連絡や書類関連にフル稼働してくれた。伸くんが退職していて本当に助かったと誰もが思い口にした。その通りだった。退職していたから会社を休むことなく動けるし、退職してまもないから経理関係のことをわずらわしく感じずあれこれやってくれた。ゆうちゃんも四方八方やることだらけなのに混乱することなく次々と進めていった。頭も体も付いていっていてすごい。大畑の家と原の家を車で何度も往復するだけでも疲れるだろうに。

25日から30日の間にユニクロ、大桑マーケット、ルビット、シャトレーゼ、ヒマラヤスポーツ、PURという昭和の喫茶店など中津のあちこちに行った。伸くんとゆうちゃんは毎日来て用事を着々とこなしてくれた。ヒマラヤにはコートニーのおみやげを買うために伸くんが気を利かせて連れて行ってくれたのだ。29日はお墓にお父さんの名前を入れ、墓掃除と土台直しをてくれる業者の人にお墓で会った。うっかり忘れていたらしく25分くらい遅れて来た。ゆうちゃんはその人用のお茶も用意していて気の利き方がすごい。

弘子は家の中の片付けをどんどん進め、いわゆる断捨離モード。ゴミの日に間に合うようテキパキ動いていた。お母さんは片付けが苦手なので助かるが、少し肌寒いある朝に「お父ちゃんのカーディガン弘子捨てちゃったかなぁ」と言ったので「うーん、捨てたか人にあげる用の箱に入れたかもね」と言うと「毛玉だらけやったで捨てちゃったやろうな」と言い、ちょっと急ぎすぎたかなと思った。ドナがいつまでもスティーブのシャツを羽織っていたのを思い出した。弘子はお母さんに捨てていいかと聞くとたいてい捨てるなと言われるので聞かないまま捨てるものが多く、そのほとんどはいらないものだがセンチメンタルな部分を考慮する必要があったかもしれない。5月1日の新たなエアコンの設置に備えてわたしは裏の玄関の横にあったファイルキャビネットの中身を整理し、引き出しをひとつずつ、そして本体をお相撲の動きで少しずつ押して車庫に運んだ。たぶんこの方法が誰もが腰を痛めない最善策だった。

お母さんと二人で過ごしたときは洗濯物を干したり、花の手入れをしたり、いろんなはなしをした。お母さんが話したいことを聞くことに焦点を置いた。これまでに聞いたことのある話も少なくなかった。あっちゃんに関してはトラウマになっているな。松島の借金時代のことも。これからはそういうことはできるだけ思い出さないで暮らせるといいけど。

伸くんのお姉さんとてっちゃんが訪ねてくれた。伸くんのお姉さんにはゆうちゃんの結婚式で出会っているはずだが記憶がない。

お母さんの補聴器のことでキクチメガネにも行った。聴力検査のあいだ弘子と百均などで買い物をし戻ると、「笑い話として聞いて」とお母さんが笑いながら言った。なんでも大量の耳垢が溜まっていてそれを取らないと検査ができないとのこと。代わりに検眼をしてもらったと。そうか、そんなこともあるのか!耳鼻科を紹介してくれて、連休明けに出直しということになった。

お父さんの骨が置いてある座敷でお母さんと弘子と座ってお茶を飲みながらお父さんのことを話した。もっと優しくしてあげればよかった、バローに行きたいと言ったとき行かせてあげればよかったなど誰にもちょっとした後悔がある。故人を偲ぶというのは、楽しい思い出とちょっとした後悔の錯綜なのだろう。

  • 4/24/2024

    草刈りがすんできれいになったよ
    実はこれを5月8日に書いているのでもう覚えていない詳細もある。
    葬苑に着くと弘子たちはここの控え室はそこら辺のホテルの部屋よりいいよと言った。大きなバスタブもありヒトちゃんは2度も入ったと言った。棺の中のお父さんにおはようの挨拶をした。お通夜も葬儀も行われるホールには献花が立てられコートニー・スミスの名前の献花も一対あり写真を撮った。お父さんの写真を真ん中に花が飾られ、そのまえには野菜や米や魚など儀式に必要なものがお皿に並んでいた。一般の参列が10時から11時で多くの人が来てくれた。そのあと葬儀がはじまり、お通夜と同じ儀式が繰り返された。お父さんの体が見れるのはこれまでです、あとは蓋を閉じてから顔だけの拝見となりますと伊藤さんが言い、家族と親類一同が棺に花を入れた。草刈り後の庭の写真をプリントした紙も入れた。いつも草を気にしていたお父さんに草刈りがすんできれいになったよと見せるためとゆうちゃんが言った。お酒が好きだったからとお父さんの唇に葉っぱでお酒を濡らすこともしてくれた。ここは誰もがいちばん泣けてしまうシーンだった。とくに棺の蓋が閉められたときは。マスクのしたは鼻水でぐずぐずになった。

    お母さんがお父さんの写真を持って霊柩車の助手席に乗り、家のまえを経由して火葬場に向かった。残りの家族親族はマイクロバスで向かった。火葬場に着くと再度神主さんが儀式を執り行い、参列者が榊を備え、お父さんにさようならを言った。顔が見えるのはこれが最後。棺が荷台の滑車を滑って炉に入った。一同は葬苑に戻った。

    おいしい昼食だった。この葬苑は食事がおいしいと評判らしい。弘子とヒトちゃん、ゆうちゃん、わたしが同じテーブルで食べた。食後に松島のしんちゃん、たっちゃん、ふみくんと話した。たっちゃんは滋賀在住で職場は膳所駅だというので『成瀬は天下を取りにいく』を大いに勧めた。

    再びマイクロバスに乗って火葬場に骨を拾いに行った。体の形に並んだ焼骨を見て妙に納得した。お父さんはもういない、骨になったというような確実さ。まず職員さんが体のどの部分の骨かを説明してくれ、それから職員さんの指導でお母さんから順番に骨を骨壷に入れた。職員さんが長い箸で骨をつまみ、お父さんの足元の骨壷の上でお母さんに骨を箸渡しし、お母さんがそれを骨壷に入れた。次はゆうちゃん、伸くん、わたし、弘子、親戚と次々に入れていった。ひとつずつどこの骨か説明してくれた。帰りはお父さんに道が見えないように写真を後ろ向きに持ってバスで葬苑に戻った。家に帰ってからその晩どう過ごしたのか覚えていない。

  • 4/23/2024

    マジシャンとエステティシャンをひとりでこなしている
    訃報の回覧板がまわり、数人がお父さんに会いに家に来た。同年代の町内会の人たちと建設会社のおじさん。みんなお父さんがいい顔をしていると言った。2年前源ちゃんが亡くなったときも、会いに行った人たちは源ちゃんを見ていい顔をしていると言った。大澤のおばさんが帰り際に滑って転びそうになってみんな一瞬とても焦ったが幸い転ばなくて本当に助かった。今日のお父さんは元来のお父さんの顔に戻った感じで、重力のせいで耳の裏側に水分が少し溜まっているようだった。午後になると遺体を洗い清め、身支度を調え、棺に納める納棺師が来た。お父さんの着替えと体の手入れを見ていてもいいと言われたので西側に納棺師、東側にお母さんとゆうちゃんと弘子とわたしが座った。納棺師は手際よく丁寧に、遺体にも家族にも敬意を持ってお父さんの体をきれいにした。体がわたしたちに見えないよう掛け布団を仕切りのように使いながら腕、脚、胴をふき、病院で外せなかった絆創膏を顔から丁寧に剥がし、鼻の穴も耳の穴も口の中もきれいにぬぐい、髪を洗って整え、お化粧もした。一連の動作は本当に見事でマジシャンとエステティシャンをひとりでこなしているようだった。病院から着てきた浴衣から白い着物に着せ替えるのもささっと本当にマジックのようだった。あまりに素晴らしく興味深かったので納棺師さん(絶対覚えていようと思ったのに名前を忘れてしまった。頭文字がMだった気がする)になぜこの仕事に就いたのか、どれくらいやっているのか、あらゆる宗教に対応するかなどを質問した。納棺師さんは、以前は看護の仕事をしていて10年ほどまえにこの仕事のことを知り、教習を受け資格を取ったそうだ。家族の同伴を許可しない納棺師も多いらしく、わたしたちは「Mさんのような方にやってほしいよね」と言い、お母さんはい「わたしも予約したい」と冗談まじりに言った。映画『送り人』のことも話した。わたしは見ていないが聞いたことはあった。納棺師とわたしたちとで敷布ごとお父さんを持ち上げ棺に入れた。お父さんの好きな食べ物も入れた。午後2時半頃に葬苑から霊柩車が来て棺を入れた。数人で持ち上げたが伸くんとヒトちゃんとマコもいて、あと誰だったかなぜか覚えていない。あっちゃんと陽子ちゃんと斎藤おじさんも見送るために表に出てきてくれた。霊柩車のドライバーは女性だった。霊柩車はブーンと長めにクラクションを鳴らして出発した。中山道歩きをしている外国人がふたり通りかかったが霊柩車ということに気づいただろうか。

    黒い服に着替えて通夜が行われる葬苑に行った。喪服用にと去年作った麻の黒い長袖のワンピースを着た。みんなに褒められた。家族以外の一般の参列は4時から5時の間で、受け付けはヒトちゃんと綾子が担当し、お母さんとわたしたち姉妹はその近くで参列してくれるひとたちに挨拶をした。大半は知らないというか名前と顔が一致しないひとだった。小貝のかーくんが来た。昔からのイメージは変わらず、でもますます小貝のおじさんに似ていた。葬苑でのお通夜も葬儀もわたしは初めてで、榊の受け取り方、置き方などを学んだ。これは宗教というより文化的な儀式だという感じがした。通夜が終わり、弘子とヒトちゃんが控え室で夜通しお父さんといることになった。お父さんの棺に隣接する広々としたいい控え室だった。弘子とヒトちゃんが買い物から戻ってくるとわたしたちも家に帰った。伸くんの車でゆうちゃんとお母さんと帰る寸前に3人の女性が「ひーこ!」と走ってきた。はじめは誰かわからなかったけれど小倉のみっこと美麗ちゃんとケチだとわかった。家に帰って助六を食べ(たと思う)お風呂に入って寝た。

  • 4/22/2024

    もうがんばらなくていい
    朝になってもゆうちゃんから連絡がないということは、病院からゆうちゃんに連絡がなかったということで、弘子はいったん名古屋に戻りお昼ころまた来て伸くんとゆうちゃんの車でみんなで午後に病院に行くことにした。お父さんに明日の朝来ると言ったのがちょっと気になったが、ゆうちゃんたちもあれこれ忙しそうだしとにかくそういう計画になった。西尾さんが来て草刈りをしてくれた。草刈機のことや西尾さんの病気のことなどを少し話した。お昼過ぎ、ゆうちゃんから電話でお父さんの脈拍がぐっと下がってすぐに病院に来るようにという連絡があったと電話が来た。お母さんと支度をし、迎えに来てくれた伸くんとゆうちゃんの車に乗った。どういうわけか弘子が携帯に出ず、そのまま病院に向かった。弘子がようやくゆうちゃんに電話をかけてきたのでタクシーで来るよう伝えた。病室に入ると看護師さんがひとり慌てたような感じでいてモニターの線はどれもまっすぐだった。ゆうちゃんがお父さん、お父さーんと大きめの声で呼んだ。ぽっかりと口が開いたままお父さんは動かなかった。みんなもお父さんと呼んだ。あー行っちゃったとゆうちゃんが言いみんな泣いた。みんな泣きながらお父さんの顔や腕を触った。まだ温かく、本当に死んでしまったのかわからなかった。看護師さんが医者を呼ぶと言った。ほんの僅差でわたしたちは死に目に会えなかったのかもしれない。しまったと思った。やっぱり午前中に来るべきだった。お父さんは待っていたかもしれないという後悔がわーっと頭に広がった。看護師さんがわたしたちが来る前に電動髭剃り機でお父さんの髭を剃ってくれていた。医者が部屋にきて脈拍と瞳孔とあとひとつ何かを調べた。弘子が来てお父さんの顔に行き泣いた。医者が2024年4月22日午後2時9分に死亡という宣告をした。みんなで医者にありがとうございましたと頭を下げ医者は部屋を出て行った。とても若い医者だった。しばらくお父さんに声をかけお父さんを触り泣いた。わたしたちは席を外し、看護師さんがお父さんを着替えさせてくれた。お父さんは最後の方はおそらく意識はなく、すごく苦しんで死んだのではないだろうとあとで聞いた。が、もしかしたら医者が来たときに言ったのかもしれないがはっきり覚えていない。間に合わなかったのは残念だったが、わたしたちを見るとお父さんはもっとがんばろうとしてくれただろうから、もうがんばらなくていいとゆうちゃんと弘子が言いそれはそうだと思った。わたしは今日「もう行っていいよ」と声をかけようとしていたので、そうか、昨夜もういいよと言えばよかったなという新たな後悔も湧いた。とにかく今日1日はやっぱりもっと早く午前中に病室に来ればよかったと何度も後悔した。昨夜もっと耳元でありがとうと言えばよかったとか、もっと具体的にありがとうと言えばよかったとか・・・。伸くんが丸八斎苑に電話をしてくれた。ほかにも連絡しなければならない人たちにそれぞれが電話をした。

    これから忙しいぞという感覚がみんなにあった。家に帰り座敷に布団を敷きお父さんが病院から戻るの準備をした。シーツと掛け布団は普段使うものでちょっと変な気もしたが、それ以外ないので仕方がない。しばらくして丸八から人が来て敷布と特別な掛け布団と枕を用意し、あーこういうサービスまで含まれているのかとわかった。葬儀までの担当をしてくれる伊藤綾さんという方が色々と説明してくれた。お父さんが運ばれてきた。病院で着替えさせてくれた浴衣のような着物を着たお父さんは首と右頬に絆創膏が貼られたままだった。入れ歯も入れてもらっていて開いた口は閉じていた。きれいな顔だった。頭上にお供えが並べられた。胴部の上に短剣が置かれた。神棚に白い紙が貼られているのに気づいた。あとでこれは神棚とお父さんを隔てるものであることを知った。そのあとお通夜や葬儀の日時から葬儀会場の選択、お返しの品や料理など細部を相談した。伊藤さんは敬意を持ちつつ手際よく進めてくれた。お葬式までは誰かがお父さんの側にいる。蝋燭の火をたやさないとうにということらしい。交代でやると思ったが、弘子がお父さんの横で添い寝し、ゆうちゃんと伸くんは家に帰り、わたしとお母さんはそれぞれのベッドで寝た。夜、弘子の友達のスミちゃんが立ち寄ってくれた。一緒に来た彼氏が自分の父親が亡くなったとき、眠ってしまい蝋燭を絶やしてしまったと言っていた。

    お父さんの顔は時間の経過とともに変わっていった。夜に顔を見ると顔全体に張りが出て目と目のあいだがいつもより離れた感じで、うっすら笑っているようでブッダだ!と思った。

  • 4/21/2024

    みんなおるでね〜
    ゆうちゃんと伸くんがセントレアまで迎えにきてくれ、雨の高速道路を走って中津に戻りそのまま市民病院へ行った。お父さんは苦しそうに息をしていたが、それでも昼間よりずいぶん楽そうだと弘子が言った。薬が効いているのだろうとのこと。心拍数は81前後、血中酸素濃度は78から80代だった。コロナでみんなが血中酸素計測器を買ったとき93以下は病院へとか入院とかと読んだのでこの数値ではお父さんはだいぶ苦しいはず。まずコートニーからの伝言「いつもあたたかく迎えてくれて嬉しかった、一緒にお酒を飲めてよかった」を伝え顔が見えた方がいいと思ってマスクを外し、つづけて飛行機は外国人が多かったなどできるだけ普通のはなしをしていると、お父さんが笑ったと弘子とゆうちゃんが言った。わたしにははっきりわからなかったけど。そして突然左前腕を掛け布団からさっと持ち上げわたしの腕に触った。おっすごい、手を挙げたと弘子が言った。わたしもあっとどっきりした。涙が込み上げてきたがここで泣くわけにはいかないと思った。お父さんの手をさすり返し「来れてよかったよ」と言った、気がする。あと少しいて、3人で一緒にお父さんの横に立ち「みんなおるでね〜」と言い、また明日くるで、と言って部屋を出た。

後述:お父さんが手を挙げてわたしの腕を掴んだとき、感情のまま泣かなかったのはそれ以上のドラマを生み出したくなかったから。外国に住む娘が飛行機で病室に駆けつけるというだけですでにドラマで、わたしはそんなドラマが自分に起きるとは考えていなかった気がする。到着時にお父さんは既に死んでしまっているか、今回も乗り越えて家に帰るか施設に入るかになるというように、はっきりとではないが想定していたように思う。あのとき泣いていたらゆうちゃんと弘子に悪いとも咄嗟に思った。いちばん面倒を見ていないわたしが来てお父さんの注意がわたしにあんな形で注がれて、申し訳ないというか気まずいというか。Daughter from California(カリフォルニアから来た娘症候群とは、これまで疎遠だった親族が、近辺の親族と医療関係者の間で時間をかけて培われた合意に反して、死にゆく高齢患者のケアに異議を唱えたり、医療チームに患者の延命のための積極的な手段を追求するよう主張したりする状況を表す言葉である。「娘」となっているが、性別や血縁の関係性は問わない。 「カリフォルニアから来た娘」は、しばしば怒りっぽく、自己評価が高く、明晰と自認し、情報通を自称する。対象の高齢患者とその介護者、医療関係者との同意を否定し、安らかな終末を阻害するとされる)というフレーズを知って以来、これはわたしの意識に強くある。延命治療を強要するつもりはまったくないし、遺産がどうこうという主張もない。でも遠方に住んでいながら突然やってきて注目のまとになるという状況は避けたい。普段何もしなくてごめんなさいという気持ちが圧倒的で、わたしを責めることはもちろん、嫌味のひとつさえ言わないゆうちゃんと弘子、それどころか遠くから来て大変と気遣ってくれる優しさに胸がつまる。あのときお父さんはきっと何かを言いたかったけれど声が出せないので腕を上げるという仕草がとっさに出たのではないか。お父さんに対しても悪かったなという気持ちもあった。もっとこまめに連絡するべきだった、もっとよく接するべきだったというような。いま思えばあの夜病室を出るまえにもっとちゃんと耳のそばでありがとうと言えばよかった、好きなことを散々やらせてくれてありがとうと言えばよかった。あの場に及んでも照れがあったのか、翌日また会えると本当に思っていたのかよくわからない。

  • 4/20/2024

    ジョー・マズーラのインタビュー
    あまり眠れず3時45分に起きた。コートニーも眠れていない様子だった。5時に家を出てランキャスターのシャトル乗り場まではPMTのポッドキャストを聴いた。ジョー・マズーラのインタビューは気が紛れて運転に向いていた。

  • 4/19/2024

    人生や生活にはそういうこともある
    飛行機のチケットは取れ、シャトルも予約し、日本で使うポケットWi-Fiも注文した。慌ただしいが、人生や生活にはそういうこともある。

  • 4/18/2024

    さっさと行った方がいい
    昨夜弘子から早い方の便を選んでというラインがあって、お父さんが大量のステロイドを投与することになったと聞き、土曜日に帰省することに決めた。来週まで待つ理由はない。ここれあれこれ考えても、喉がもっと痛くなったらなどの自分の体調を心配してもいろいろなことはなるようになるのだからさっさと行った方がいいのではないかと思った。コートニーもその方がいいと言ってくれている。コートニーはこれまでもずっと協力的だ。

  • 4/17/2024

    アドレナリンがお父さんを動かしてきたのでは
    弘子からお父さんが入院したというラインがあり、起きたら電話をくれということだった。5時20分頃目が覚めてこのラインを見たのですぐに返信した。しばらくしたらまたラインをくれるということでシャワーを浴びたりオートミルクを温めて飲んだりして待った。朝食後7時半頃に電話をすると弘子がお父さんが入院に至った過程を説明してくれた。医者は1日か2日だろうと言ったのでゆうちゃんも弘子もびっくりしたと言っていた。ふたりはお父さんは今回も復帰すると感じると言った。わたしもそんな気がする。肺が感染症にかかっていて、酸素が体のあちこちに届いていなくて、あらゆる数値が正常でないらしい。医者から延命治療についても聞かれたので、遺言書に延命治療はしない指示があることを伝え、医者も延命治療はお父さんが苦しむことになるというようなことを言ったようだ。血圧が落ち着いてゆうちゃんが病院を出る際、看護師がお父さんにもう一度家族に会うかと聞いたら今日は帰ってもらっていいと言ったとのこと。CTスキャンではお父さんの頭はまったく問題なくしっかりしている。ただ体がついていかない。この日の晩、台所の椅子に座るまえに転び、そしてうなぎをほんの数口食べたあと寝床へ行く途中で脚がいよいよ砕けてしまうまでは、トイレに行くのも気丈にしているのもアドレナリンがお父さんを動かしてきたのではないかと想像する。現時点でお父さんの生死は50/50というところか。痛みや苦しみから解放されるのはやれやれかもしれないが、「今日は帰ってもらっていい」と言ったということはお父さんは自分がまもなく死ぬとは考えていない。お父さんの状態、数値などから最終的に医者の裁量になるのかもしれない。

  • 4/16/2024

    せっかく良くなってきていたのに
    コルチゾン注射を受けるためにティガロを獣医に連れて行った。自動車に乗るのがほんとうに好きじゃなく今日はとくに鳴いた。帰りの方が鳴かなかったのは家に向かっているとわかったからかと思ったがそんなことはないだろう。家に着いて早々にチュールをあげた。昨日の太田胃酸の誤飲のせいか喉が痛い。先週の喉の痛みがせっかく治りかけていたのに悔しい。お父さんが脇腹の痛みでトイレにも行けないと弘子から連絡があった。せっかく良くなってきていたのにそれこそ悔しいだろう。日本は円安が手伝ってどこもかしこも外国人であふれているらしい。外国人が使うお金が日本の経済に役立っていると言っても住んでいる人たちはいい加減うんざりするのではないか。

  • 4/15/2024

    太田胃酸の刺激
    バーバラのところで野菜を買ったあと、オーウェンズドライレイクへバードウォッチングに行った。鳥を目にするまえになんと数頭のエルクを見た。水を飲みに来たのだろうか。鳥は前回と同じ種類で、暖かくなったせいか水が臭った。190号線沿いで少しハイキングして帰宅。出かけたのが遅かったので帰るともう3時半だった。晩ごはんの支度をしながら枕カバーも作った。胃の調子がいまいち。そして眠い。太田胃酸を飲んだら喉のへんな方に入っていってむせた。予想以上のすごい刺激。

  • 4/14/2024

    いまになってみれば
    Fossil Fallsへ野草探しに行った。曇りで肌寒かったがThistle Sageというアザミやアーティチョークの仲間の花を見つけた。ランチは久しぶりのカルゾネ。帰宅後コートニーは再びハイキングに出かけわたしは日曜天国を聞きながら料理など。晩ごはんのあとポーカーフェイスの続きを見た。あーおもしろい。弘子からフェイスタイムが来てお父さんと弘子と少し話した。これをウェブに載せているいま(6月18日)になってみればお父さんが家にいる姿を見るのはこのフェイスタイムが最後だった。

  • 4/13/2024

    ポーカーフェイス
    Citeさんがブログで絶賛していたテレビ番組「ポーカーフェイス」を見はじめた。おもしろい!無料の1話を見終えてこれはサブスクしなければとすぐに加入した。1話完結の連続ドラマで主人公チャーリーが事件の謎解きをする。ナイブズアウトのライターが関わっているだけあって、あの映画風。大好きなタイプ。

  • 4/12/2024

    なんでもない普通のはなし
    実家に電話をしたらゆうちゃんが出た。お父さんにシャワーを浴びさせに来てくれていた。話すたびにいつもありがとうねということを言うが、そういう年齢だからとか普通のことだからとかみんな同じだからとか言ってくれる。ありがとうと言われても、ゆうちゃんだってそれ以外に言いようがない。やりたくない、いやだ、なんでわたしだけとかもし思っていても言えないだろうし。なのでわたしがありがとう、悪いねということを言いすぎるのもうっとうしいのではないかと想像する。お互いの体調のことを少し、そしてわたしが最近知ったスターバックス・リザーブの話をした。こういうなんでもない普通のはなしをゆうちゃんとするのは臨場感がある。ゆうちゃんも楽しんでくれているといいけど。

  • 4/11/2024

    甘い寿司が好き
    シェパードパストレイルでハイキングをした。今日もランチはちらし寿司。トッピングはだし巻き卵、アボカド、カリフラワーとラディッシュの甘酢漬け、チーズ。とてもおいしい。コートニーは「もうサンドイッチは終わり。毎日寿司ランチがいい」と言ってわしわし食べた。川の流れの音を聞きつつ食べながら寿司について考えた。わたしはこれまでの人生でにぎり寿司を食べた回数はあまり多くない。いちばん高級なにぎり寿司はおそらく短大のときアルバイトをした寿司屋の支店のカウンターでご馳走になったものだ。でも19か20歳のわたしは寿司の良し悪しがわかるわけもなくただこれはいい寿司なんだろうなということと大将は感じのいい人だと思ったくらい。すし銀という店で女将さんは銀座の寿司屋にふさわしいきれいな人でちょっと怖い感じもしたが、はけなくなったブランドもののジーンズをくれたりした。ラブレアのそのジーンズは随分重宝した記憶がある。その後東京の寿司屋で寿司を食べたことはなく、サンフランシスコに行ってからは仲さんのお母さんが遊びに来るたびに勘太郎というダウンタウンの寿司屋でご馳走になった。4、5回は行った。子どもの頃は家でたまに出前の寿司を注文し寿司桶にびっしり入ったにぎり寿司が届いた。寿司の出前は何か特別な日で、えびと玉子を好んで食べた。あとは父の友人が飲み屋や寿司屋から夜遅くに寿司折を届けてくれることがあった。9時や10時過ぎという遅い時間によく食べれたものだ。にぎり寿司の経験値が低いせいか、とくにいい寿司屋でいいにぎり寿司を食べたいという欲求がない。寿司といえば椎茸、かんぴょう、高野豆腐、にんじんなどが入った五目すし飯に錦糸卵や千切りのきゅうりやでんぶが乗った、とっこん様のお祭りの定番だったようなちらし寿司や太巻き、いなり寿司を好む。つまり甘い寿司が好きで、もっと言えば卵焼きとすし飯があればいいのかもしれない。刺身ももちろん好きで、これはおいしく炊けた白いごはんと食べたい。酒飲みではないので酒の肴に刺身というのはない。などと考えながら、冷えたごはんは消化しにくいのでゆっくりよく噛んで食べていると、コートニーはさっさと食べ終えてすでにチーズボールに手を伸ばしていた。


  • 4/10/2024

    ダーウィンプラトーでワイルドフラワーハイキング
    コートニーがつづけているリンク・ハイキングの一環でダーウィンプラトーへハイイングに行った。デザートファイブスポットをはじめ、野草観察も兼ねている。州道190号を走っていくと南向きの山裾一面が黄色い。デザートゴールドというマーガレットを頑丈にしたような黄色い花が地面を覆っているように見えた。近くにいくと覆ってはいないが、咲きたてのいちばん元気なころだった。目的地に車を止めるともうすでにデザートファイブスポットがあった。ハイキングの必要がないんじゃないかと思いつつ、もちろんそんなわけはなく道路を横切って谷間に向かった。ファイブスポットはこれでもかというくらいあった。往路ではまだ開いて間もない感じだったが、復路では陽を浴びて大きく丸く咲いていた。雪の残った遠くの山を背景にしたりクローズアップにしたり、コートニーはカメラでわたしはスマホでせっせと写真を撮った。ほかにも数種の可憐な野草があり、すし太郎を使ったランチのちらし寿司もとてもおいしかった。これまでにわたしが撮った写真の被写体の中でデザートファイブスポットはおそらく最多を記録する。

  • 4/6/2024

    世の中は便利になったと同時に厄介になった
    家の前のフェンスの外側の雑草があまりにも気になるし、ウィードイーターをもう少し使いたいという願望があったのでゴーグル、手袋、マスク、ウインドブレーカーという完全装備で草刈りをはじめた。まもなく「エクスキューズミー」と声をかけられ向かいのアイリーンかと思い振り向くと車の運転席から中年女性が話しかけていた。「あなたたちの行為はすばらしいわ。隣人を助けるのはね。因果応報だから」というようなことを言った。わたしたちがようやく草刈りに手をつけたことをほめているのか、隣人と言ってもここはうちの前だし、わたしの格好があまりにおかしいのかなど咄嗟に頭をよぎったが、たぶんドナの猫の世話のことだろうと察した。完全装備で両手には草刈機を持っていたので軽く頭を縦に振るにとどまった。サンキューとも言ったかもしれない。女性の車は去りわたしは仕事に戻った。いずれにしろ褒められたのだし、女性の言葉は心からのものだったろうが、わたしの頭にはどうもしっくりこなかった。因果応報やカルマ、そういうのに囚われやすい性格であることを自覚しているせいかもしれない。できるだけ囚われないようにしたいと常に思っている。

コートニーがオーストラリアのホテルからエクスペディア経由で、クレジットカード番号が却下され確認不可能で24時間以内に予約がキャンセルになるというメールとテキストを受け取った。コートニーは怪しいと睨み、わたしは銀行の明細をインターネットで確認し、最終的にホテルにメールで状況を説明し質問したおかげで詐欺に引っかからずに済んだ。とても複雑かつ巧妙で、わたしは明細確認の前はこれは本物じゃないかとさえ思いはじめていた。危機一髪。世の中は便利になったと同時に厄介になった。海外旅行はツアーでという中高年が少なくない理由がわかる。

  • 4/5/2024

    いい買い物をした
    ウィードイーターを買った。ビニール紐が回転して草を刈る機械。10年以上まえにも買ったが、電気式だったのでコンセントが届かなかったり絡まったりし、ついには紐の取り替えができなくなり手放した。それで今回は充電バッテリー式のものを選んだ。親切な店員さんが説明から他製品との比較、実演までしてくれて助かった。少々高くても熱心になってくれる店員さんの薦めるものを買うのは購買意欲がわくし安心感がある。家に帰ってさっそく実践。まずはコートニーが透明のゴーグル、手袋、草履ではなくちゃんと靴をはいて裏庭の雑草に機械をあてるとピシピシという音とともに草が飛んだ。わたしもやってみた。いい感じ。バッテリーが切れそうになるまで20分くらい交代で刈ってやめた。二人でいい買い物をしたねと言い合った。

  • 4/4/2024

    チーズトーストにオレガノ
    ティガロのレントゲンの日。9時15分に病院に預け11時45分に迎えに行くまではアラバマヒルズで軽くハイキングをした。風が強かったが気温は高めでけっこう快適に歩けた。レントゲンの結果は心臓、肺、お腹などとくに問題はなさそうで、なんとなくある塊ははっきりと何かはわからないとのこと。尿のサンプルを検査に出すことにして、あとは再来週行って関節炎を緩和するコルチゾンを打ってもらうことになった。塊のウルトラサウンドもできると言われたが、それはしないと帰りの車中でコートニーと同意した。

    コートニーの誕生日!お昼はチーズトーストとリコッタ&レモンマーマレードトースト、デザートはベイクドオーツとデカフェ。チーズトーストにオレガノをほんの少し振るのはとてもおいしい。晩ごはんはシェパーズパイ。ビーフの挽肉がなかったのでポークで代用したけれどなかなかおいしかった。

  • 4/3/2024

    誕生日ハイキング
    車で南へ1時間半ほどのショートキャニオンへワイルドフラワーの様子見に行った。寒暖を繰り返しすべての開花が遅れたのか、あらゆる花が一気に咲いた!という感じでこっちが慌てるくらい。種類が多すぎて数えさえしなかった。暑いくらいの気温のなか丘を上がっていきしばらくするとなんと、コートニーがあるといいなーと見たがっていたノリナが咲いていた。花はカリフラワーのようで蜂がわんさと蜜を吸いに来ていた。明日はコートニーの誕生日で、今日は誕生日ハイキングなのでいいプレゼントになった。薄焼き卵とツナマヨを乗せたちらし寿司のお弁当もおいしかった。

    ドクター・ハワートンがティガロの血液検査の結果を電話で教えてくれた。年齢のわりに全体的な数字は悪くないとのこと。糖尿病と言われなかったのに少々驚いたし安堵した。腎臓と甲状腺の数値がやや高めで、体重減少は甲状腺のせいかもしれない。

  • 4/2/2024

    チュールさまさま
    ティガロをHappy Tails & Trailsに連れて行った。車で運ばれるのは好きではないことは承知していたが、やはり鳴いていた。路面がスムーズなところはましで、どうやら道路の状態が悪くロードノイズが大きいところとかキャトルゲートのジャジャンというのが嫌いらしい。Happy Trails & Tailsはトレーラー型の動物病院で診察のあいだわたしとコートニーは外または自分の車の中で待つ仕組み。これは連れて行った動物(ティガロ)がほかの動物に会うこともなくストレスが少ない。

    ティガロはおとなしく診察されたらしい。そうだろうと予想していた。両脚にひどい関節炎があり、濁っている片目は見えてはいるが白内障があり、両側の奥歯に歯石がついていて、腹部に何らかの塊があるらしい。血液検査とレントゲンはわたしたちが希望すればするが老猫なので望まない人もいると言われ、少々相談する時間をくれたので二人で話し、極端な治療はしないがどうなっているのか知りたいということで両方ともやってもらうことにした。レントゲンは木曜日になり、ティガロにはまた車で移動してもらわなければならない。炎症を抑える薬をもらい今日の治療費は242.68ドルだった。インターネットで猫に錠剤を与える方法を見て真似ようとしたが、尖った爪で引っ掻かれたり噛まれるのは避けたいのでとりあえずチュールに混ぜて舐めさせると一緒に飲み込んだ。チュールさまさま。ドクター・ハワートンにシニア用の餌を食べさせているかと聞かれ、これまで考えたこともなかったと気づいた。

  • 11/30/2023

    あ、誰かがいる
    Wayfairで買ったコートラックは値段も質も良く組み立ても簡単で気に入った。ただ、入り口ドアのところに置いているのでキッチンで皿洗いをしているときふと目に入ると、「あ、誰かがいる」とか「コートニーが天気を確認している」と頭が一瞬思う。

    ケリーがAmazonミュージックのファミリープランに入れてくれた。Amazonは早速わたしの好みに合うプレイリストを作った。好きな曲をさっと聴けるのは楽しい。しかも、コマーシャルなし、スキップし放題。もう少し音楽を聴く生活になるかもしれない。

  • 12/1/2023

    どれもおやつ関連なのが猫らしい
    ティガロは体重が減ってから動きが機敏になった。投げたおやつをささっと食べに行ったり、わたしたちが出かけるときにしゃがんでおやつ待ち受け態勢に入ったり。どれもおやつ関連なのが猫らしい。お水をとてもたくさん飲むのでそれは気になるが、いまはいたって元気そう。

  • 12/2/2023

    空腹時のあんこ
    弘子が片付けた実家の台所をフェイスタイム中に見た。すっきりして明るくなっていい感じ。あの部屋はいつも片付け甲斐がある。ハイクから帰ったばかりでお腹が空いていて甘いものが一口食べたい。でも、日本から送ってもらった虎屋の羊羹を食べ終えてから家にあんこものが何もないくとても残念。わたしにとって空腹時のあんこはホッと満足できるありがたい食べ物。

  • 12/3/2023

    ファイブスターのハイク
    インヨの山裾へハイキングに行くと、歩きはじめてすぐにライラックサンボネットを見つけ、数分後にはなんとデザートファイブスポットが!「ウォーッ」と声が出た。薄曇りで花は開いていなかったけれどピンクの球状はいつ見てもかわいい。コートニーも大喜び。谷を上っていくと日が差して、ついに開いた花も見つけた。「ファイブスポットを見つけたハイクはファイブスターのハイク」とコートニーが言った。その通り。今日のハイクはパスしようと思ったけど一緒に来てよかった。

  • 12/5/2023

    テキパキ動き、いいタイミングで様子をうかがってくれる
    胃カメラの予約があり病院へ。長時間待ったあと準備室に入る。メアリーは明るくテキパキ動き、いいタイミングで様子をうかがってくれる看護師。あの態度とテンポで終日患者に対応するのは精神的にも肉体的にも簡単じゃないだろう。まだ新しいからできるのか、若いからできるのか、持って生まれた性格なのか。いずれにしても気持ちよくありがたかった。一般的に内視鏡に関する処置はアメリカは日本に比べ仰々しい。日本でやったことないけど。「Your stomach is inflamed and bleeding」という結果はちょっとショック。病理報告がくるまでにどのくらい考えずにいられるか・・・

  • 12/7/2023

    つもり
    「他人の悩みはひとごと、自分の悩みは大ごと」と写真家の幡野さんが書いていたが、まさにそのとおり。悩みを心配や不安に置き換えてもそう。「言うは易し、行うは難し」も同じ。ひとの靴に足を入れたつもり、ひとの立場に立ったつもりでも、実際自分が似たような状況になると「つもり」に過ぎなかったことがよくわかる。

  • 12/8/2023

    ピロリ菌陰性
    NIHから電話がありピロリ菌の検査結果が陰性と教えてくれた。フォローアップ検診の予約も入れた。胃カメラで複数の病理検査をしたかと思っていたがわたしの早とちりだったのだろう。つまりドクターが怪しげなものを見てそれを病理検査に出したということではなかったようだ。確かにドクターは「あなたの胃は炎症していて血が出ている」と写真を見せながら言ったのであり、「これが怪しいから病理検査に出した」とは言わなかった。ここ数日、考えないようにと思いつつやっぱりいろいろ悪い方向にも考えた。精神的にまずくならないようにと言い聞かせながら。そして今朝、恐れていたがんとか、がんかもしれないという結果ではなかったことに安堵すると同時に「検査しなかったのでは、見逃されたのでは」と次の不安が浮上するというのはわたしの性格の問題か。とりあえず、いまあれこれ考えても仕方がない。ちゃんと薬を飲み、食事に気をつけ普通に暮らそう。

    少し時間がたつと、検査結果にほっとし気分が軽くなるのを感じた。

  • 12/11/2023

    ジェイコブス・ラダー
    フランシスが以前に作ったパタパタとひっくり返っていくカードのおもちゃを見せてくれた。おもちゃというかなんというのかよくわからないけど、子供のときゆうちゃんが作った記憶がある。パタパタ感が楽しくて何度もパタパタさせた。カードにはゆうちゃんが描いた絵があった。たまーにふと思い出していた。そして今日フランシスのを見てあーこれー、ととても懐かしくなった。英語では「ジェイコブス・ラダー」という名前だそう。ゆうちゃんに覚えているか聞いてみよう。

  • 12/12/2023

    チュール
    隣の猫マンキーの口もとがびろんと傷ついているように見えた。普通のエサが食べにくそうだったのでチュールをコンクリートに少し出してあげたらぺろぺろと食べたのでもう少し今度は手のひらに出して舐めさせた。はふはふと軽く歯も使っていたので誤って噛まれたら困ると思い手を引いて、またコンクリートの上にけっこうたくさん出してあげた。

  • 12/13/2023

    チューブ
    毎朝使う日焼け止め入りの肌色の顔用クリームがいよいよ終わりだろうとチューブの肩の部分をぎゅーっと押したら出るわ出るわ。もう2週間以上そろそろ使い終わるなと思ってきたが、まだまだあったので小さい容器にしっかり絞り出してあと数日はいける。

  • 12/15/2023

    順序の入れ替え
    1日でやることのうちルーティンが占める割合はかなり大きい。朝はとくに毎日同じことの繰り返しだ。シャワーから出て顔に保湿クリームを塗り、肌色の日焼け止めを塗る。今朝は日焼け止めのまえに脚と腕用の乳液を塗った。この順序の入れ替えにより洗う回数が1回減った。さらに乳液をバスルームのドアの外のチェストの上からバスルーム内の棚に保湿クリームと一緒に並べることにしたので、裸のままドアを開ける必要がなくなった。ちょっとした変更で段取りが画期的によくなり、あーいい!と満足した。

  • 12/16/2023

    最初はスーッで途中からザザッ
    昨日ハイキングの途中でダウンジャケットを有刺鉄線に引っ掛けた。プッという音とともに白い中綿がちょっと出た。しまったと思ったが、すぐにもしや?と期待がわいた。そして今朝、ほつれ補修針を出してきて白い毛が出ている穴と思われる箇所にスーッと通した。最初はスーッで途中からザザッという感じ。予感は的中!それを2回繰り返すと毛は見事に中に戻り、目を凝らせばほんの小さな穴のあとが見えるか見えないか程度になった。この針、マジですごい。

  • 12/17/2023

    懐かしさを体でぶわーっと感じた
    10数年ぶりにバーンズ&ノーブルとワールドマーケットに行った。クリスマス前でどちらも賑わっていた。ポッドキャスト「99%インビジブル」のブッククラブで読む本をコートニーがすばやく見つけてくれてよかった。長距離ドライブのあと混雑した大型書店で本を探す気力がなかったから。バールセンのジンジャークッキーがなかったのは残念だったが、両店でサンフランシスコ時代やリノにもっと来ていた頃の懐かしさを体でぶわーっと感じた。コートニーもわたしも朝はちょっと体調が怪しかったけれど、大丈夫だったのでよかった。モーテル泊はティガロがいなくて寂しいが、その分よく眠れたりする。

  • 12/18/2023

    GLP1
    ポッドキャスト「プレイン・イングリッシュ」はほぼ毎回興味深いが、今回のパート1、パート2にわたってのウェイトロス(減量)ドラッグGLP1のエピソードはとくに面白かった。推進派と疑心派、その両者にいい質問をするデレク・トンプソン。聴き中および聴いたあとのコートニーとの会話までよかった。土砂降りの雨の中をリノから帰ってきた。

  • 12/19/2023

    りんごの匂いが充満
    1ヶ月ほどまえ、ボンズで買ったりんご一袋が帰宅後に見当たらず、カートに入れたまま置いてきたととてもがっかりした。というか自分に腹が立った。事前にクーポンをチェックして節約するなど念入りな買い物をしているつもりなのに買ったものを置いてくるというドジは悔しい。ところがその1週間後、同じ1袋のりんごを買い、帰ってからレシートを見るとその料金が加算されていなかった。レジの人のミスだろう。こんなこともあるのか、プラマイゼロだなと思った。そして一昨日、Trader Joe’sに持っていくクーラーボックスを開けると、なんとそこに1袋のりんごがあった。あー、なんてこと!2個が腐っていてクーラーボックスの中はりんごの匂いが充満していた。

  • 12/20/2023

    普通でいこうと購買意欲満々
    ジュディが紹介してくれたタリー・ファームズの野菜販売サイトを見て、コートニーと検討した結果しばらく頼んでみることにした。カリフォルニアセントラルコーストからの新鮮な野菜と果物が翌日配送されるという。セントラルコースト好きなわたしたち(とくにコートニー)にとってそこからくる野菜と果物に期待が高まる。普通サイズかジュニアサイズか迷ったが、コートニーは普通でいこうと購買意欲満々だ。1月3日に最初の箱が届くはずでとても楽しみ。友達紹介クーポンを使ったのでジュディとわたしそれぞれに10ドル引きが適用される。

  • 12/21/2023

    やりたいことがわからない人
    夜中に雨がたくさん降り、朝から曇天で寒かったのでハイキングはパスして終日家で過ごした。コートニーはビショップへ新しいメガネをピックアップしがてらハイキングへ出かけた。読書、太極拳、スタンプ用絵描きなどしたけど、やっぱり退屈。おまけに胃の調子もイマイチ。えいっと外にハイキングに行く方がいいのかも。夜は『ファインラインズ』というクライミング映画をアマゾンプライムで見た。リスクの高いスポーツをする人の意識、考え方は参考になるところもあるけど、世の中の誰もが情熱を求めているわけではなく、やりたいことがわからない人、つまりわたしのような人もいる。

  • 12/25/2023

    カメラの不調
    ダーウィンプラトー/レインボーキャニオンへハイキングに行った。コートニーの目当てはデザートファイブスポット。とくにレインボーキャニオンを背景に写真を撮りたいとのこと。あったあった!完全に開いていないもののピンクの球体があちこちにあって興奮した。先に進むにつれ開花したのも出てきてますます嬉しい。「なんでファイブスポットはこんなにいいのかね」と話した。ところが、コートニーのカメラの調子がおかしくなってコートニーはストレスを感じているようだった。ふだんあまりイライラしない(わたしとは比較にならないほど)が、カメラの不調は彼を不機嫌にさせる数少ないことのひとつ。それでもあまり引きずらず、スマホで写真を撮っていた。温かいクリスマスの日のいいハイキングだった。今日のカルゾネもおいしかった。コートニーも気に入っている。

  • 12/26/2023

    スティーブのユーモア
    ドナの家には炎がゆらゆら揺れる電池式ろうそくが複数ある。今朝アーチーを入れに行くと「わたしこれ大好き。スティーブは手を擦り合わせて温まるふりをよくしていたわ」と言った。そうそう、スティーブのそういうユーモアのセンスがよかった。亡くなって1年ちょっとが経った。

    山崎元さんがnoteに綴っている「癌」になって、考えたこと、感じたことの連載は理論的に、現実的に書かれていて、ふんふんとかそういう見方もあるのかとか、納得や感心しながら読んでいる。今回の5回目、もしかしたら最後になるのかもしれないと思った。

  • 1/1/2024

    もうちょっとらしくした方がいいのかなぁ
    新年初のハイクはインヨの鉱山付近のいいトレイル。年々お正月らしさとかクリスマスらしさとかと遠のいている気がするが、こんなものかとも思う。もうちょっとらしくした方がいいのかなぁ。コートニーのオーストラリアバックパック案に不安を感じるが、今年は不安と後悔をしない一年にしたい。後悔しないように何かをするとかじゃなくて、何をやってもやらなくてもとにかく後悔しないということ。

  • 1/2/2024

    眉毛はれいなに似ている
    サンフランシスコ時代からのさまざまな書類のコピーなどを処分した。パタゴニアのカタログも。本はまとめてリサイクルに持っていくよう袋に入れた。日本語の本はどうしようか迷う。むかし書いた手紙のコピーとかEメールのプリントとか、まだ捨てきれないものもある。きっと読み返すことはないけど。れいなとメッセンジャーでやりとりをしたら、彼女も胃が悪いそう。娘が一緒に写っている写真も送ってくれた。お父さんに「くりそつ」だそうだが眉毛はれいなに似ている。

  • 1/3/2024

    でも行くよ、オーストラリア
    コートニーはオーストラリア旅行案を練っている。ひとりでバックパックのツアーに参加するか、わたしとドライブ旅行にするか。コートニーが好きな方にしたらいいと言うと、わたしが行くならドライブ旅行を選ぶと言った。旅行に関してはコートニーとわたしには温度差がある。というか、コートニーは旅行好きでわたしはあんまりって感じかな。でも行くよ、オーストラリア。バックパックは行かないけど。

  • 1/4/2024

    気持ちのいい人
    1ビショップで知人3人に出くわした。メアリー、リック、マーサの順に。メアリーとマーサはわたしから声をかけるという珍しいことをした。リックはボンズやマナーマーケットでもっとも頻繁に偶然出会うひとりで、今日は3、4年ぶりだったがいつもながら気さくな笑顔。ほかにもクリニックのケイティ、ボンズのカスタマーサービスの女性、ベーカリーのアナ、アイマで車の移動を待ってくれたおじさん、と気持ちのいい人に次々と出くわす1日だった。

  • 1/5/2024

    山裾の植物
    クレオソート(メキシコハマビシ)はインヨ山脈の山裾を象徴する植物だと思う。てかてかと油っぽい葉っぱと黄色の花が独特の強めの匂いを放つ。シエラ山脈の山裾はバックウィート(そば)。赤や黄色やピンク、オレンジとバラエティ豊かで秋冬の景色を飾る。

  • 1/8/2024

    ダイアンからのメール
    ダイアンから感謝と最後の支払いの延期のEメールが届いた。1993年の春のある日にテックアートに立ち寄りレジュメを渡し、その日が人生の大きな転換点になったことと感謝を伝える返信をした。あの日の様子はいまもよく覚えている。簡潔なメールが書けた。チェックしてくれたコートニーにも褒められ嬉しかった。

  • 1/11/2024

    脱出技
    ティガロはフーディニ。夜中に何度も起こされないよう別の部屋に閉じ込める作戦を練っては試しているが、これまですべて見事に脱出されている。今朝はドアのまえに置いた重いクーラーにもかかわらずドアをほんの10センチくらい開けていた。押し開けたのではなく引っ張って開けたのだ。何度も起こされるのはたまらないが、ティガロの技と熱心さに感心する。

  • 1/14/2024

    脱走馬
    ドッ、ドッ、ドッという地響きのような音がして、窓の外を見た。「Oh my god! Look!」ととっさに声をあげた。20頭くらいの馬が家のまえの道路を南に向かって走って行った。ミュールだったかもしれない。ツリーファーム近くのフィールドから脱走したのだろう。斜め向かいの家の若い女性はスマホ中で、出て来た向かいのおじさんは慌てて家に戻って行った。通報してくれるのだろうと期待した。シュールな一瞬だった。

  • 1/23/2024

    バター
    数日前ケリーの猫バターが行方不明になったというテキストが来た。バターは数ヶ月前に片目を怪我で失い、そのあと兄弟のジークが死んでしまいそのときはだいぶ混乱していたそう。今日ケリーからダスキーの世話に関する電話があり、バターの話もした。まだ戻ってないとのこと。戻ってくる可能性は少ないい。短期間に2匹の猫を失うのは「a lot」と言っていた。よくわかる。ジークが死んでからバターは家からより遠くへ行くようになったそう。きっとジークを探していたのだろう。

  • 1/25/2024

    住居環境の改善
    窪田鳳花のブログで「掃除のよさにやっと気がつきました。これって無料で居住環境を改善できるんですよ。別にきれい好きでもなんでもないんですが、やればやるほど儲かるのが嬉しいです」を読み、思わず膝を打った。その気持ちで午前中に庭の枯れ葉集めをした。ポッドキャストを聞きながらせっせとやったけど2時間で前庭の半分しか終わらず。ま、いいか。お昼はお餅を焼いて付焼きとお汁粉。つきすぎたのか柔らかいお餅だがおいしかった。とくに付焼き。午後はオートミールクッキーを焼いたり、晩ごはんのつくねを作ったり。クッキーは前回より砂糖を減らしたらよりいっそうおいしくできたので嬉しい。

    日本は今日は26日で父母の結婚記念日なので祝いのLINEとメッセージを送った。

  • 1/27/2024

    スクリーンドア
    今日も「無料で住居環境の改善」。玄関のスクリーンドアが隣の猫アーチーに引っ掻かれてみすぼらしく垂れ下がっていたのを修理した。スクリーン(網)が必要なだけ一枚つづきで残っていなかったのでミシンで縫って継ぎ足した。スクリーンとそれを押さえるゴム製の綱に加えセロテープや針と糸や釣り糸を駆使して1時間ほどかけての修理。なかなかうまくできたという達成感。あとは透明のビニールシートを買って下半分に貼ろう。それまでにアーチーが引っ掻かないといいけど。

    チキンミートボール入り野菜スープは風味がよくコートニーも絶賛。ちょっと味が濃かったかなと食後しばらくしてから思った。また鶏の挽肉を買おう。

  • 1/31/2024

    きっと助けて〜というメッセージを送っている
    髪を切りにディーナのサロンへ行った。まえの人が終わるのを少し待つあいだに天井まで届きそうな植物が目に入った。ひょろりと長く、巨大な葉っぱも目を引く。下数枚の葉っぱが黄色くなっていて、一枚は落ちていた。散髪中にディーナにこの植物のことを聞くと健康ではない状態とのこと。もう何度も来ているが今日はじめてこの鉢植えに気づいたと言うと「きっと助けて〜というメッセージを送っているんだわ」と間髪入れずに答えた。興味深いことを言うな。ディーナの言い方はわざとらしくもかわいこぶってもいない。きっとそういう感じ方をするひとなのだ。今夜なんとかしようかしらとも言った。

    前回の散髪から5週間しかたっていなかったので50ドルに割引きしてくれた。10ドルのチップを払ってもいつもより18ドルも安い。この値段なら毎回5週間で行ってもいいな。そして現金で払えばサロン側が払うクレジット手数料も浮くし。

  • 2/3/2024

    臭い強烈〜
    スカンクの臭いで目が覚めた。やっぱりまだいたか。

    この1週間くらい、南隣とうちを隔てる柵のあたりからうっすらと鼻をつく臭いが漂っていて、最初はプロパンのガス漏れを疑った。しかし木曜日の朝、ゴミを出しに裏の道路に行って戻ると、隣の庭をささっと走るふわっとした黒っぽい小さな生き物を見た。スカンク。隣の軒下か庭に住み着いたのか、いやもしかしたらうちかもしれないとちょっと焦った。スカンク退治の方法を検索すると、LEDライトやスプレーなどがあったが効果は期待できなさそうだった。動物愛護協会のサイトには「彼らも棲む場所が必要なの。自然に出て行くまで見守ってあげて」とあるが、いやぁそれはちょっと. . .

    コートニーも「臭い強烈〜」と起きてきた。数分後、北隣の猫アーチーがいつもながらおやつをねだって表のドアに頭突きをしたのでおやつを持ってドアを開けると南の隣人が横長の箱を手に下げて車に乗るのが見えた。もしかして捕まえたスカンクを逃しにいくのかも!ととっさに期待した。あとで隣人に聞いてもいいけど、スカンクの臭いがしなくなればわたしの推測が当たったことになる。そうだといいな。

  • 2/4/2024

    パタパタと一見せわしない一連の動き
    朝起きてシャワーを浴び朝ごはんの準備をする。コーヒーをしかけ、お茶用の湯を電気ポットで沸かし、皿とボウル、フォークとスプーン、シリアル、塩と胡椒をテーブルに並べ、冷蔵庫から牛乳、オレンジジュース、ジャム、卵、ヨーグルト、フラックスシードオイルを、冷凍庫から食パンを出す。今日のように早めに家を出るときは同時進行でお昼のサンドイッチも作る。パンを電子レンジで30秒温め、冷蔵庫から具となるあれこれを出す。まずはオムレツ風卵を焼き、早く冷めるようにお皿に乗せる。とくに時間制限があるわけではないが、コートニーがシャワーから出てくるまえにサンドイッチまで出来上がっているのが理想。パタパタと一見せわしない一連の動きが調子よく進むと楽しいし嬉しい。手際よくかつ丁寧にやるのが重要。丁寧にやった方が仕上がりに満足がいくし、結局時間も無駄にならない。たとえば溶いた卵は「自分のなかの左官」を発揮してシリコン製スプーンでしっかりボウルの壁からぬぐい、サンドイッチは2枚のパンを一緒に切るのではなく、具を乗せたパンと挟むパンをそれぞれ半分に切ってから合わせる。それをサランラップでピチッと包んだ瞬間の手触りと達成感はサンドイッチのおいしさにも勝るとさえ言える。

  • 2/5/2024

    トレーシー・チャップマンとルーク・コームス
    昨夜のグラミー賞授賞式でのトレーシー・チャップマンとルーク・コームスのファスト・カーのデュエットのビデオのツイートがあリ、早朝のベッドの中で見た。歌にわーっとなり、画面におーっとなり見入った。トレーシー・チャップマンはとてもすてきに歳をとり、ルーク・コームスは夢が実現したという表情だった。こんなふうに歳をとりたいと思うと同時にルークの気持ちを想像するとわたしまでたまらなく嬉しくなった。彼にとって人生最高の一日ではなかっただろうか。チャップマンは歌声も音量も当時と変わらない。すべてさりげなく、飾らず、淡々と、じわじわとすごさが伝わってくる。クールでビューティフル。意識することのない自信と余裕があるんじゃないかと想像する。

  • 2/7/2024

    スカンク、一件落着か?
    スカンクは南隣のブライアンの家の下に棲んでいた。ブライアンが今朝11匹目のスカンクを逃しに行った。11匹!!!なんでも昨年からいたそうで、徐々に音がうるさくなり、臭いもキツくなり、ついに捕獲作業に踏み切ったそう。これはケリーに話さなければと思ってテキストを送ると、先週コールダーから相談を受けてブライアンの家のスカンクの存在は知っていたとのこと。スカンクの安否を気にしていたのでブライアンは丁寧に、人道的に捕まえて逃しているようで、写真も見せてくれたと伝えると安心しブライアンに感謝していた。スカンクは凶暴ではなく、見た目もかわいい。しかし自分の家に棲まれるのは困る。

    これで一件落着のはずだが、ハイクから帰ってくると庭先がピリッと少し臭う。コートニーと顔を見合わせた。

  • 2/9/2024

    すし太郎の力
    日曜日のスーパーボウル観戦パーティに誘われたので、それに持っていく細巻きの試作品を作った。すし太郎を使って卵巻きとゴーダチーズ巻き。1本目はご飯が多すぎたので適量を知るためにYouTubeを見て巻き方を確認した。味はまぁこんなもんか。コートニーはおいしいと言って食べたのでよかった。レンコンやしいたけが入っているすし太郎のおかげで、中央の具がシンプルでもいける。

    いよいよ、ついに、Thumaでベッドフレームを買った。1ヶ月以内には新しいベッドのセットができる予定。長いあいだ迷ったのちの買い物。

    ソルトトラムのハイキングは寒くてとても疲れたので帰ってから20分ほど昼寝をした。つーっと気持ちよかったが、昼寝は起きたあと頭と体がだるい

  • 2/11/2024

    スーパーボウル
    ロジート宅でスーパーボウルパーティ。トライティップのスライダー、ベニソンミートボール、サラダ、細巻き寿司、レモンバーとブラウニー、チップス&サルサ、クラッカーとチーズがメニュー。どれもとてもおいしかった。食べながら9人でわいわいがやがやテレビでフットボールとコマーシャルを見た。前半はスコアの少ない退屈なゲームだったが後半も僅差のまま進み見ないわけにはいかないという試合。最終的にオーバータイムでナイナーズが負けてしまった。食べて見るだけの行為とはいえとても疲れた。4時間もつづいたからか。もしナイナーズが勝っていたら疲れも半分は吹っ飛んだかもしれない。

    久しぶりにみんなに会って楽しかった。出てくる芸能人やコマーシャルに対する文句が多いのはみんなが歳をとったから。加齢にともなう文句や愚痴の増加は万国共通。

  • 2/13/2024

    ワイルドサファリパークと異種移植の豚
    オールドソーミルパストレイルを上っていくと80メートルくらい上方にビッグホーンシープの群れが見えた。しばらくすると右側からシカの群れがやってきた。お互いが出会ったらどうするのだろうか?するとビッグホーンに気づいたシカたちは方向転換をしてもと来た方向からさらに上へと移動していった。異なる動物間での尊重に思えた。帰りには車からほんの30メートルくらい先にエルクの群れが見えた。大きな角を持つ大きなオスも1匹いた。ワイルドサファリパークという感じの1日だった。

    透明ビニールシートが届いたので、スチームアイロンで少し伸ばしてからドアのスクリーン下半分に貼った。美しい見た目ではないが、とりあえず隣の猫アーチーの引っ掻きからスクリーンを守ることはできるだろう。

    テリーファームズから届いたカリフラワーと昨日のシンガポールチキンの残りを使ってカンパオカリチキンの夕食。コートニーはおいしいと言って食べた。わたしはうどん。自家製つゆはいまいち。白だしを買おう。

    アサヒドットコムに「異種移植の豚、国内で初めて誕生」という記事があリ、まだ毛の生えていない子豚の写真が掲載されていた。ラットやマウスをはじめさまざまな動物が医療やコスメその他の実験試験に使われているし、わたしは肉も食べる。科学の進歩、重要性も理解している(つもり)。しかし、写真を目にすると「うーん」となんか微妙に違う気がしてくる。異種移植はちょっと踏み込みすぎかなぁと。

  • 2/15/2024

    ゴミ出しへのこだわり
    朝、大型トラックが通り過ぎる音が聞こえると「ゴミ、今日何曜日?!」とハッとする。ほぼ必ずゴミ収集日の木曜日ではない。わたしはゴミ出しにはかなり神経質で巨大なゴミ箱には中身がつっかからないよう、まんいち風でフタが開いても紙ゴミが飛んだり、カラスに中身を突かれたりしないよう気をつけて入れる。たいていの家庭は前夜にゴミ箱を道路脇に出すが、わたしは夜中の風を懸念して早朝に出す。回収は毎週8時30分過ぎだが、もし今日に限って早く来たら?と恐ろしくなり起きてすぐ出しに行く。

    庭の雑草は威勢よく伸び、鳥は騒々しくさえずり、猫は夜中も朝もそわそわしている。そしてわたしはくしゃみが出て目がかゆい。もう春。

  • 2/19/2024

    ザ・ベッド
    朝からThumaで買ったベッドが届くかどうか気になって仕方がなく、じりじりと待つ代わりにいまに集中しようとクッキーを焼きはじめたらFedExが来た。配達の人は重い長い2つの箱をひとりで運びすごい。さすが。コートニーとふたり腰に気をつけながら家の中に運び組み立て開始。道具のいらないマス組のような仕組みで面白く、20分くらいで完成した。コートニーはこの仕組みが大層気に入ったようで、これまでは自分はキングサイズベッドを使いつづけるようなことを言っていたが、「僕のを買うときは」と言い出し、どうやら考えを新たにしたようだ。ベッドが入っていた大量の段ボールの空箱をカッターナイフで処理しすべてゴミ箱に入れた。それも気持ちよくとても満足した。

  • 2/20/2024

    タックスリターン
    タックスリターン(確定申告)に着手した。数年来園子さんに教えてもらったFreetaxUSAというプログラムを使っているがこういうものがあって本当にありがたい。たまに自分では確信が持てない箇所もあるが、まぁ大丈夫という感じでやってきた。今年は連邦政府に800ドル強の支払い、州政府からは300ドルくらい還付金がある。500ドルの支払いなら悪くない。もちろんお金が戻ってくる方が嬉しいけど。

    Trader Joe’sのティッカマサラのもとを使ったチキンカレーが便利でおいしい。また買おう。

    夕飯のあと久しぶりに園子さんとフェイスタイム。髪がだいぶ伸びていた。カルディの話や株の話やティガロの話、宿泊税の話など。

  • 2/21/2024

    日本に行くけど
    ネバダ州南部へ3泊4日のミニ旅行。デスバレーを通過中にビショップの誰かから電話があった。出るとエバだった。「日本に行くけど何かいるものある?」と聞かれた。大阪、京都、広島、神戸、金沢、高山に行くのだそう。何もいらない、ありがとう。よい旅を!と言った。

    ラスベガスのレッドロックでハイキング。ちょうどいい気温でレッドロックのいい景色。でもなんか疲れていて眠かった。右肩と首が痛いのを不思議に思っていたけれど、ふとその理由がわかった。一昨日ザ・ベッドが入っていた大量の段ボールをカッターナイフで切って処理したせいだ。

    宿泊したベストウエスタン・プラスのすぐ近くのギリシャ料理店で持ち帰りの晩ごはん。チキンスバラキとチキン&レモン&ライスのスープ。スバラキは正解。スープはまぁまぁ。宿でゆっくり食べれるのはありがたい。

  • 2/22/2024

    異常に高いシンクとおっと、となる低い便器
    ベストウエスタン・プラス・ラスベガスウエストのバスルームはシンクが洗面台の上に乗っているデザインで、これは10年ほど前に流行ったのではなかったか。ここのそれは熟考して設置したというよりは改装時に流行っていたから採用したという感じでおしゃれにも見えない。そして高さが異常に高い。わたしの身長は152センチで、顔を洗おうと両手のひらで水をすくうと水がつーっと肘まで伝ってあちこち濡れてしまう。子どもが使うのはおそらく無理。そしてふと、NBAの選手などとても背が高いひとたちには普通のホテルの部屋のバスルームのシンクは低すぎて使いにくいだろうなと思った。

    一方、今日宿泊のノースショアインは築何十年か知らないがかなり古そうでいろいろが低い。とくに便器は座ったときにおっと、とひるむほど低い。スパーズのウェンビーが座ったらまるでしゃがんでいるように感じるのではないか。

    ラ・フォンダのメキシカン料理は期待に反しておいしかった。シニアメニューがあり量が少なめで金額も安め。胃のことを考えるとレストランのメキシコ料理をしっかり一人前食べるのは多すぎるし、残すのもいやなので自分はシニアに入るかどうか迷ったが持ち帰りでまさか年齢を確認されることもないだろうし、55歳でシニア扱いのビジネスもあるし、シニアメニューからチキンエンチラダをオーダーした。量も味もちょうどよかった。

  • 2/28/2024

    シャーロットファシリア
    昨日届くはずだった宅配の野菜が今朝フロントドアの前に置いてあった。ウェブサイトの追跡記録が「配送済み」となっていたのであわててドアを開けたらあった。配達時刻は昨日の午後9時21分。おそらくビタコストからの別のパッケージとなんらかの連動があったのだろう。インデペンデンスはしばしば荷物がベーカーズフィールドから運ばれてくるので日にちがずれたり遅れたりが珍しくない。これをストレスにしないで暮すのが理想だがいつもやきもきしてしまう。

    野菜が無事届いたのでインディアンウェルスキャニオンとショートキャニオンに出かけた。インディアンウェルスは道路の状態が嵐で悪化していたのでトレイルヘッドへ行くのはあきらめ、黄色い花がたくさん咲く山の急斜面を登っていった。すると頂上付近でコートニーがシャーロットファシリアを見つけた。ボーナス!と言って喜んだ。ここにあるならショートキャニオンにもあるはずと帰りに寄った。あったあった!シャーロットファシリアがたくさん。この花を見たいならここという感じ。黄色の花とピークを超えたカリフォルニアポピーも少しあった。

    1マイル以内に1400フィートの標高差という急斜面を上り下りしたので膝が笑った。

  • 3/7/2024

    バゲットのお裾分けとグーダチーズ
    気にすることを減らそうと思い、体重を測るのと体温を測るのをやめることにした。計っても週一くらいにしようと。

    ついに配送会社から電話がきた。マットレスは来週水曜日に配達される。Saatvaにチャットとメールで合計3度連絡したがカスタマーサービスは評判どおりとてもよい。鬱陶しいと思われているかもしれないが、仕方がない。

    コープの商品が届き取りに行った。3ヶ月ぶりくらいにジュディに会う。いつもながら87歳とは思えないシャープさ。クリスマスにはニーナが育てた蘭をくれたり、コープのサンプルをくれたりいつもよくしてくれる。今日はTAKE & BAKEのバゲットをお裾分けしてくれた。わたしからは毎度のグーダチーズを1つあげた。ニーナの好物なのでジュディはいつも喜んでもらってくれる。

  • 3/8/2024

    10万ドル儲かっていた
    早春に咲くロックミジェットという花を探しにちょっと遠出した。昨今はミジェットが不適切用語ということでデスバレーモンキーフラワーと呼ぶらしい。目的の谷間に着くと気温が低く寒くて風もあり時期尚早な感じ。「今日は無理だね。でももし見つけたら何の褒美くれる?」と聞いたらコートニーはよほど期待が薄かったのか「花ひとつにつき100ドル」と言った。この花は直径1〜3センチで、1株に10個以上の花が付いていることもある。

    そして歩き始めてまもなく、崖に淡いピンクのかたまりが見えた。近づいていくとなんと目的の花!2人でわーいわーいと大喜びし、コートニーはせっせと写真を撮り、わたしは数えはじめた。この場所だけで146個!14,600ドルの収入!まだ例年行く場所にさえ到着していない。けっきょく花は数え切れないほどあって、1000で数えるのをやめた。財布が違う他人との賭けだったら10万ドル儲かっていた。

  • 3/12/2024

    DIY
    エースハードウェアストアで現在家で使っているのとほぼ同じ蛇口を見つけ、これならバッチリとホクホクで帰ってきた。早速取り替え作業に取り掛かる。ところが、ホースをうまく繋げることができずうんうん唸りながらレンチを回した。完成と思い蛇口を開けるとだらだらーっと水がシンクの下に落ちた。古いのを再度付けたり新しいのを付け直したりしたがどうにも水がだらだら。成功する感覚がなかったので大家さんのマイクに助けを求めるテキストを送った。家にいたマイクがまもなくきてくれた。しかしわたしが買ってきた蛇口は不良品もしくはわたしが既に壊した可能性もあり使えない。マイクは特殊なツールで古い蛇口のハンドルを開けようとしたがそれも叶わず、近日中に新しいのを買って取り付けてくれることになった。今回のわたしのDIYは見事に失敗に終わった。マイクにはついでに洗濯機の排水の詰まり問題も見せ、ミスターモラレスに連絡してくれることになった。

    ボンズへはきちんと清書した買い物メモを持って行ったにもかかわらず、いちばんの目的であったオートミールを買い忘れた。しかもセールは今日まで。ギャフン。

  • 3/13/2024

    野鳥はほんのり獣の風味
    マットレスが届いた。しかも到着予定時刻よりも数時間も早く。家の前に巨大なトラックが止まりすぐに「あっ!」と古いベッドのパッドを外し、リビングルームの椅子を移動し、ベッドルームのドアの前を箒ではいた。その他もろもろは既に動かしておいたてよかった。古いベッドはピロートップ部分を切ってしまっていたので回収してくれるかわからず、ダメだったら100ドルで持っていってくれないかと聞くつもりだったが、その心配は無用でさっさとトラックに積んでくれた。20ドルずつチップを渡したがこれが多いのか少ないのかわからない。

    午後7時にジョージとケリーの家にディナーに行くことになっていたが、その予定も5時に早まり、今日はすべてが前倒しになりありがたい。コートニーにも手伝ってもらい午後はずっとベッドルームとガールルームの模様替えをした。腰に気をつけながらよく働いた。掃除まですべてが終わったのは午後3時近かったが、これで夜もちゃんと眠れるはず。数日間ベッドの様子を見て、次はコートニーのベッドセットの購入に進む。

    ディナーはベイエリアから訪ねているゴードンとジャニスをもてなす目的で、サーモン、野鳥、鹿肉ソーセージ、クラッシュドポテト、サラダ、パン、ストロベリールバーブパイのメニュー。野鳥はほんのり獣の風味がしたが好きな食感と味だった。クラッシュドポテトはこんど家で作ってみよう。

  • 3/15/2024

    トム・ペティを大音量で
    ドナが亡くなった。昨夜か今朝に。ディックが7時半ころ電話で連絡してくれた。胃がキューっとなるのがわかった。ドナはたぶん死にたかった一方、今日死にたいと思って死んだのではないと思う。

    ビショップに散髪に行き、帰りは途中からドナをしのんでアマゾンミュージックでトム・ペティを大音量で聴きながら運転してきた。込み上げてくるものがあり目がジワーッとなった。ドナとスティーブを想った。ひとつ後悔をあげるなら、スティーブが亡くなったあと、ドナとゆっくりスティーブの話をしなかったこと。わたしはなんとなくそれを避けてきた。しんみりされるのが怖かったのか、何を話せばいいのかわからなかったのか、わからない。でもドナは話したかっただろうな。

  • 3/17/2024

    ユーリカバレー
    ジョージとケリーとユーリカバレーへ。天気も気温もちょうどよく快適なハイキングだった。ジョージはやりたいこと行きたいところをケリーに反対されるとわたしたちを巻き込み実行に移させる策略を使うことがある。今日もそんな感じだった。ま、結果よければすべてよしだけども。

  • 3/18/2024

    22%オフになるコード
    キングサイズのマットレスパッドとダウンコンフォーターとフラットシーツをフルサイズにリフォームした。バイアステープが届いていないのでまだ完成ではないが厄介な部分は終わった。ダウンは家の中で取り扱うのはほぼ不可能で、どうしてもふわふわと毛が飛ぶので、途中から裏のポーチにキングサイズのデュべカバーを敷いてそこで作業をつづけた。ミシンも持ち出して、アイロン台の上に乗せて縫った。数時間にわたって下を向いていたので目がはれぼったくなり肩も凝ったがやりがいのある作業/プロジェクトだった。

    ミュージアムに行きケリーとしばらく話した。ドナのこと、バターのこと、ハイクのこと、スカンクのことなど。

    晩ごはんのカンパオカリフラワーは味をしっかり付けたらコートニーがおいしいおいしいと言って食べた。

    HELIXのマットレスを注文した。チャットで配送について質問すると答えといっしょにサイトで実施中の20%オフの代わりに22%オフになるコードをくれた。購入後にお礼にというわけではないが、サイトの短いアンケートに答えた。

  • 3/19/2024

    やる気を出せばいいだけのこと
    フランシスの誕生日パーティでジョージとケリーの家へ行った。めったに会わない人たちもいて賑わった。フランシスは77歳で最年長で、参加者も60代、70代。わたしは最年少。ブータンに旅行するダーラと昔と今の旅行の違いを話した。どこへ行くにもスマホが必要で、それにともなうeSimやら手続きやらの手間、昔のように何も持たずさっと行けない複雑さに辟易する。わたしもオーストラリア旅行に備えてそういうテック系の調査や作業をしなければならないのをわずらわしく思っている。それほど難しくないはずだし、やる気を出せばいいだけのことではある。夜9時過ぎまでいたので疲れた。

  • 3/20/2024

    アマチュア配管工
    Thumaのザ・ベッド2つめが届いた。ベッドルームで早速組み立て、タンスを移動し、ガールルームにガールベッドを復活させ、掃除機もかけながら、ほぼ片付いたころにマイクから電話がありキッチンの蛇口が届いたので取り替えに来てくれ、ミスターモラレスも排水溝の工事に向かっているとのこと。マイクはあっさり取り替えてくれたが、水とお湯のホースを交差させて取り付けていたので外にいたマイクに伝えると、「ほんと?ハハハ、アマチュア配管工だな」と照れくさそうに笑ったので一緒に笑った。

  • 3/21/2024

    パズルのピースをはめたときのような満足感
    ベッドルームをはじめとするここ数週間の家の模様替えで、不要なものを処分したり、溜まりに溜まった埃を取り除いたりしている。ものを捨てるのはすっきりするが、取捨選択にけっこう悩むこともある。家に対して椅子の数が多い。しかしどれも捨てる決心はつかず、アンティーク調のはいずれリサイクルに持っていく。頭の中の家で椅子を移動し、これでいけそうという場所へ実際に運んでうまく収まったときはパズルのピースをはめたときのような満足感がある。椅子に限らず、洗濯室に移動させたフードディハイドレーター、クロックポットも、掃除機を置くちょうどいい隙間を作ったときもやった!という感触を覚えた。こういうちょっとした発見が、わたしが家の片付けや模様替えをやりたくなる理由かもしれない。

  • 3/22/2024

    いつになっても小心者
    スティーブとロードトリップに出かけるコートニーを送りがてらビショップへ行った。スティーブの新しい4runnerは後部座席がフラットになるうえルーフネストを付けているのでその中に寝具を入れているので収納力がとても高い。新車はいいものだ。コートニーも同じ車を欲しがっている。その新車にキットを設置しキャンプしやすくするのが望み。わたしもそれには反対しない。ただ新車は高く5万5千ドルはする。オーストラリア旅行、ベッド買い替え、新車購入となると7万ドル以上を費やすことになる。

    不良品(わたしが壊した可能性も10%くらいあるが)の蛇口を持ってエースハードウェアストアに返品に行った。購入時と同じ若い女性がレジにいて、彼女はやや漫画風のガッツリした化粧と表情で一瞬こわいが、わたしが返品したいと言ったとたんにしゃっくりをした。「Bless you」と言うと「Excuse me」と笑い一気に氷が溶けた感じで、わたしの説明をうんうんと聞き「ここから漏れるのね。それはダメね」とすぐに支払ったカードに返金処理をしてくれた。わたしの力で壊せるとは思えないとか、返品を断られたら捨ててくれと言おうなどとあらかじめシミュレーションしていたが、そんな必要はまったくなかった。いつになっても小心者だな。

    夕方母に電話をし、そのあと弘子と園子さんとそれぞれ長めのフェイスタイムをした。3人ともと大谷翔平と通訳の賭博疑惑/問題について話した。

  • 3/23/2024

    きめが細かくムラもなく、弾力もあってかなりいい出来
    久しぶりにシフォンケーキを焼いた。一切れはカスタードクリームとバナナを挟んで食べ、もう一切れはあんこを挟んで食べた。どれも手作り。腹筋うさぎのお皿に乗せて写真を撮り、園子さんと弘子に送った。夕食後、冷蔵庫で少し冷えたさらなる一切れを食べたとき、今回のケーキはきめが細かくムラもなく、弾力もあってかなりいい出来であることに気づいた。味もいい。明日また食べるのが楽しみ。

  • 3/24/2024

    だし巻きはやっぱりごはんと食べたい
    解体したIKEAの棚、プロパンガスのキャニスター2つ、ぼろぼろになったサイドテーブル、ダンボール、スコップ、iMac、その他をゴミ捨て場に持っていった。どれも捨てるときちょっと良からぬことをしているというか後ろめたい気がした。ガスキャニスターを金属専用の巨大なコンテナに入れるときは自分もコンテナに落ちたらたいへんなことになると気をつけた。捨てるのはすっきりするけれど、心苦しさがともなう。カウンティのゴミ処理場が5ドルで引き取ってくれるのはとてもありがたい。

    弘子に習った豆乳入りだし巻き卵を焼いた。うまくできた。トーストでオープンサンドにしてみるとまぁ普通かな。だし巻きはやっぱりごはんと食べたいと思いすし太郎でちらし寿司を作り乗せて食べるとおいしく食べすぎてあとで胸焼けがした。

  • 3/25/2024

    写真を見せるドナがいない
    ドナの家に猫の餌をやりに行くと、キッチンの入り口でリビアとオクタビアが並んでこっちを向いて待っていた。愛らしい図柄でとっさにスマホで写真を撮ろうと思ったが、写真を見せるドナがいないと気づいてやめた。

  • 3/26/2024

    地元人の行動だなと親近感を覚えた
    やることリストをひとつずつ消すように用事をこなした(実際、家に帰ってからいくつかのリストのうえに線を引いた)。傘が球体のフロアランプ、リサイクル品を入れたエコバッグ1つ、空き缶を詰め込んだビニール袋3つをコートニーの車に積んでビショップへ。アイマ、マナーリサイクルセンターでそれらを下ろし、空き缶は37ドル分あった。アイマもマナーも混んでなくてよかった。そのあとジョージとケリーの家に寄ってジャニスのレモンマーマレードを受け取る。ずいぶん久しぶりにシエラ・コットン&ウールをのぞくとスーとオーナーがいたがローリーの姿は見えなかった。ローリーは引っ越すことになりまさに今日アイダホに向かっているとのことだった。もう少し早く来ればよかった。スーは日曜日からパタゴニアに行くそうで、帰ったら話を聞かせてもらおう。次はエースハードウェアストア。壁のテープを剥がしたときにペンキも剥がれてしまったところを塗るためのアクリルペイントを探すと小さなオフホワイトのものがあったのでブラシと一緒に買った。5ドル以下で助かる。レジの女の子が「Very pretty shirt」とブルーのスウェットシャツを褒めてくれたので「Thank you」と答えた。J-crewのこのスウェットシャツはドクター・クロマータイラーも同じような褒め方をした。好きな服なので大切にしている。そして公園に行って車のなかでコートニーにテキストを送りつつ持参のサンドイッチを食べた。グーダチーズサンドとあんバターサンド。とてもおいしかった。アイリーンと旦那さんがトラックのなかでランチを食べているらしいのが見えた。あ、わたしと同じランチスポットを使うのか、地元人の行動だなと親近感を覚えた。

    マイクが木曜日にクーラーの準備に来てくれるとのテキストが届いた。4月、5月はいつ暑くなるか分からないのでとても助かる。

    マットレスパッドとエプロン用の布を洗濯して干し、車のなかをふき、クーラー付近の草をむしり、などしているとタリーファームズの野菜が届いた。今日は早く来たな。夕飯に間に合う。YouTubeで日曜天国を聴きながら届いた野菜を洗ったり包んだり調理したりした。カリフラワーとニンジンとラディッシュのピクルスを作った。いちごは産地直送の季節ものというのにまったくおいしくない。2パック買わなくてよかった。

    FedExから木曜日に配達予定というテキストが来た。発送元をみるとアリゾナなのでHelixからのマットレスに違いない。いつ発送されるのかとちょっとやきもきしていたのでほっとした。

    晩ごはんはチキンスープうどん。うどんはだいぶやわらかくなってしまったがおいしかった。晩ごはんのあとお母さんに電話をした。天気がいいと気持ちがいいね、と声も嬉しそうだった。この1、2年とくに最近はお母さんに話を聞いてもらうということはあまりなく、もっぱら聞く役割になった。電話のたびにあー嬉しかったと言われる。

  • 3/27/2024

    もういいかげん暇
    先週の金曜日からコートニーが留守で、ひとりで家にいるのはもういいかげん暇だ。午前中はこの日記をウェブサイトに上げたり、レモンマーマレードを作ったり。午後はミュージアムトレイルに出かけたが、牛がたくさんいて牛のじゃましても悪いし、こっちに来られたら怖いので家に引き返し日曜天国を聞きながらエプロンを作った。ティガロが脚を引きずっているのでケリーに獣医についてテキストで聞いた。晩ごはんのあと園子さんとフェイスタイムをした。

  • 3/28/2024

    これを見れなくて残念だったねと報告しよう
    Helixからマットレスが届いた。重いので腰を痛めないよう十分に気をつけてベッドルームに引きずり入れ、圧縮されたマットレスを包む巨大サランラップのようなものをめりめりと剥がすとプシューッと空気が入っていよいよマットレスが広がり予想以上にわくわくした。おーっという感じ。これを見れなくて残念だったねとあとでコートニーに報告しようと思った。ベッドメーキングをしている最中にマイクとキャシーがスワンプクーラーの準備をしてくれた。これでいつ暑くなってもオッケー。

    タリーファームズから届いたいちごがあまりにもおいしくないのでストロベリージャムを作った。レシピ通り一晩おく作り方にしている。お昼はほうれん草入りうどんとゆで卵。最近1日に卵を平均2個食べている。どんな食べ方でも卵はおいしい。風が強く出かける気にならなかったのでまたしても日曜天国を聞きながらエプロンのつづきを作った。3枚手がけあとはボタンとボタンホールを付けるだけ。

    コートニーと電話をしながら夕食のほうれん草入りホワイトソースのペンネを食べた。ティガロの脚は今日はさらに不調で数歩でペタンと座ってしまったりする。猫トイレも入りやすいように入り口が低い箱に変えた。ローンパインの移動動物病院に電話をしたが今週はイースターで休院。来週火曜日に開くと同時に電話をして連れて行こう。

  • 3/30/2024

    二人とティガロと一緒の方が楽しい
    コートニーとスティーブの帰路が雪や雨の予報で気がかりだったが心配しても天気は変わらないのであれやこれやをして晩ごはん用にカンパオカリ豆腐を作ったりご飯を炊いたりした。午後弘子とフェイスタイムをし、4時頃コートニーを迎えにビショップに向かう。待ち合わせがボンズだったのでささっと買い物を済ませ駐車場で待っていると予定時刻通りにスティーブの車が横についた。

    家でカンパオカリ豆腐と残り物のスープで晩ごはん。コートニーは家のご飯はおいしいとわしわし食べた。ひとりの食事はたまにはいいけど、やっぱり二人とティガロと一緒の方が楽しい。

  • 3/31/2024

    なぜクリスマスやイースターにハムを食べるのだろうか
    午前中は洗濯を2杯して家の南側の草をむしった。ガーッとやったら疲れた。残り物やフルーツや干し芋などを一皿に並べて「弁当プレート」風のランチにした。コートニーはどれもすごくおいしいと食べた。カリフラワーとラディッシュのピクルスは味もいいうえにピンクで見た目もよくぜひまた作ろう。

    斜め迎えの家の庭で子供たちがイースターエッグハンティングをしていた。よそ行き風のかわいらしい服を着た幼児たちがバスケットを持って庭のあちこちに隠された卵を探しているらしかった。実際に子供がエッグハンティングをしているのは初めて見た。この家族はかなり敬虔なクリスチャンらしい。そしてなぜクリスマスやイースターにハムを食べるのだろうかとコートニーと話した。ユダヤ教徒が豚肉を食べないのと関連があるのではないかとわたしは睨んでいる。